25.「え?借りちゃった?!」いや、富士山は登れたんですよ。
こんにちわ。
都内はずれで2011年から小さな店をしております、ペコと申します。店を始めたきっかけやその後の怒涛の話しなど、いろいろ書いております。
2011年1月。
カフェ物件の契約をする。
店か。店をだすんだよな。
てことは、街の商店街に参加するのか?挨拶とかするのかな?
まだ借りたばっかりだし。
そんなことは、あとか。
まずは、商工会議所で何かわかるかも?
地元のこといろいろ知らなくちゃ!
てなことで、商工会議所に電話をかけてみました。
なんと地元支援の案内や、開業までのノウハウを知る知識人の講習会、開業手当などいろいろあることがわかりました。
開業の相談にのってくれるコンサルタントのような方もいるようで。
学校がありますが、遠くの親戚より、近くの他人。
「講習会に参加したいのですが・・・」
電話をかけて聞きました。
「どのような店をはじめる予定ですか??開業はいつごろ予定されていますか?お近くでお考えですか?」
そんなことを聞かれ、
「ギャラリーカフェみたいなのををやろうかと思っているんです。いつからとか決めていないんですが。でも、物件はもう借りちゃったのですけど・・・」
と、わたしが答えると、電話の向こうの男性は、
「え?借りちゃった?!いや、もう借りたのですか!?」
絶句のような言葉。
ものには順序や順番があるだろが?え?
みたいな雰囲気だったので、ありがとうございました、と、わたしは電話を切りあきらめました。
そうか、さきに商工会議所に行けば良かったんだ。
でもさ、先に物件がみつかっちゃたんだもん。しょうがないじゃないの。
で、しかたなく。
いや、こういうときこそカフェの学校だ!
なんのために学校に入ったのだ!
で、学校の講師の方に聞くことにしました。
なぜ最初から学校に聞かなかったか。
学校の面談で、何であえてカフェをやるのか、やらなくてもいいんじゃないか、みたいに言われたんですね。
イラストを描いていて、ポストカードをみんなにプレゼントしたときも先生から、カフェやるよりこれを仕事にしたほうがいいじゃないか、なぜカフェをやるのかと言われもしました。
それだけ一人でやることは大変なことだってことをいいたかったんだと思いますけど。
それに気づいていたらやらなかったのかな。
昔、急に富士山に登りたくなり、会社の先輩にかるく話したら、海外の山を登っている上司に伝わってしまい、「富士登山会」なるものが出来てしまいました。
そして、本社や支店の富士登山希望者の人達が登山し、頂上で集合するという大行事になったことがあるのですが。
あのときと同じ。
最初、富士登山を全く知らなかったわたしは、富士山の頂上にも木が生えているとか、ハイキングロングバージョンとか、簡単だとか、くらいに思っていたのですよね。
行くまでの間に何度かある、フル装備準備説明会や、決起集会やらの、ものものしい雰囲気を若干怪しみながらも、富士山の映像もみたことがなかったし、内容も知らなかったし、知ろうとも思わなかった、、、。
行きと帰りが違うという道になったのは、もどることの許されない道ということで組まれたことも知らず。
途中で泊まらないのも、(今は禁止なようですが)休んだら進めなくなる、との鬼のようなリーダーのおかげ。
言ったら、登るのやめただろ?と海外登山経験者のリーダーに言われましたが確かにです。
海外登山経験者のリーダー、マラソン選手、ラグビー部OBや、空手の選手などなど、思えば一緒にいく人達もつわものだったので、助けてもらいながらだから行けたようなもの。
たしかに、あの登山の辛さを知ってたら行かなかったかも。
こどもみたいに、大変さを知らないから登れたんだよなあ。
でも富士山は登ったほうがいい。
あの頂上したときのすばらしさ、日の出の感動の涙は忘れられないです。
余談がながくなりましたが。
結果、富士山登頂できたのだ。
「まさか登れるとは思ってなかったよ。途中で降りると思ったよ」
とは、リーダーの言葉。
そうだよ、死ぬ思いしながらも、なんとか登ったんだよ!
だから、こんども出来るさ!
そんなこんなで、カフェ学校の先生に聞くしかないか。
との結論になったのでした。
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