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本当の健康について考える(その2)虫歯は単に歯の問題ではない。実は、あなたの健康状態の完全なる物差しである。

「食生活と身体の退化」には衝撃的なことが多く書かれている。

「イヌイットの伝統的な食事をしている女性には26人の子どもがいる」
26人ですか!!!!?(私なら多分、全て子どもの名前を覚えられませんけど・・・)
いったい何歳から産み始めて、このお写真の時点で何歳なのですか?って思った。
虫歯の無いどの民族も、多産で子どもの授乳期間は3~5年と長いらしい。
子どもはハイハイしている期間がやはり長い。子どもは無駄泣きをしない。
女性が妊娠するためには、栄養的な準備を必要としていて、その考え方と方法は伝統的に受け継がれて来た。例えば、海岸近くに住むスタイルのアボリジニ(オーストラリアの先住民)は、結婚が決まると結婚前の1年間は、その女性に特別な海の幸が与えられて、やがて来る妊娠と出産に備えるという。その特別メニューをしっかり食べなければ、結婚が許されないとも記載されていた。
白人に捕らえられて、内陸に強制移住させられ、そこでパンを中心とした食事になっているアボリジニの若者は酷い虫歯、歯周病、結核で有った。足まで曲がっていて、クル病であった。
伝統的な食事を摂っているイヌイット(アラスカの先住民)の主食はアザラシの肉、カリブーの肉、鮭の身と肝臓、卵巣(すじこ)。特に妊娠した女性たちには、鮭の卵巣は必須のようであった。鮭の卵巣は塩漬け天日干しされて、年間通じて食べることが出来るようにされていた。
イヌイットの一般的な壮年期の男性は、片方45kgの荷物を両腕に下げ、更に、45kgの荷物を口に加えて、相当な距離を楽に歩いて移動することが出来るとも有った。(⇒合計135kg!凄すぎる!読み間違いでは無いかと思って、何回か読み直して見た。)


写真の男性2人は笑って歯を見せてくれていて、その前歯は、長さが半分ぐらいにすり減っている。プライス先生に因れば、すり減る原因は、彼らは皮をなめすために、自らの前歯を使うらしいからだ。アザラシの皮を柔らかくするために、前歯でよく噛んでこする。アザラシの皮には小さな砂粒が付着しているので、砂粒がヤスリの役割をして彼らの前歯はすり減って行くとのことだ。
また先生に因れば通常、ここまですり減ると、歯髄が出てきて激痛で苦しむはずなのだが、彼らの前歯は「第二象牙質」なるものが形成されていて、歯髄を保護していて、普通の生活を送ることが出来るのだ。

第二象牙質!!!!
凄いでは無いか!
オレも欲しいぜ第二象牙質!
だって、虫歯が勝手に治る話だ。
別の項では、アメリカの少年の大きな穴が開いた虫歯の進行を止めたという食事の内容が紹介されている。

歯で起きていることは、体内でも同じことが起きている(とプライス先生は言う。外側からは見えないだけだ。)。
つまり、虫歯で歯に穴が開くという事は、骨のどこかに穴が開いていることに等しい。
歯周病で歯茎が菌に侵されているときには、身体のどこか内臓が菌にやられているかもしれない。
これらの現象が体内で起きていれば、そりゃー感染症になり易くなりますよ!と思った。


第二象牙質見たいな便利なものが出来るためには、唾液がアルカリ性でしかもミネラルに富んでいる必要が有る。
ここから先の部分はプライス先生が結論を得ることが出来なかった内容となる。
書籍の序にその内容が書かれているし、今回オレが悟った内容でもある。
2年ほど前に同じ書籍の同じ部分を読んではいたが、知識が伴わず、腑には落ちていなかった。
序は1970年に改訂版出版にあたり書かれたもので、虫歯にならないためでもあり、身体全体の健康のためでもあり、人類が存続するための内容となっていて、昨今のフッ素による土壌汚染を既に警告をしている。
このままでは人類は自らの発明した「便利の副産物」で繁殖が出来なくなり、滅亡するとまで有る。

アルカリ性体質にする方法


序の内容をかいつまんで言えば、「アルカリ性食品を食べよ」である。
更に加えるならば「酸性食品は少なめに食べよ」となる。
アルカリ性食品とは、体内で代謝を受けた後にアルカリ性になるもので、例えばクエン酸は酸性では有るが、代謝された後にはアルカリ性になる。だからクエン酸で酸っぱい梅干しはアルカリ性食品となる。
またミネラルの内、カリウム、カルシウム、マグネシウム、ナトリウムは水溶性でありアルカリ性である。水溶性ミネラルは体内に吸収されやすい。


例えば我々が良く食べる「お肉」「刺身」は酸性食品である。
白砂糖、白米や食パンも酸性食品である。
家畜肉も酸性食品。
そこには水溶性のミネラルが少ないからである。
アルカリ性にする食べ方は、骨付きの肉を骨ごと食べる(アメリカの先住民は骨髄を食べるし、ペルーの高地に住む人は、食用モルモットを文字通り骨まで食す)、魚を頭から食べるなどする事でミネラルが補給される。
ここで注意したいのは、「シラス干し、煮干しは」煮てしまっているので、マグネシウムなどのミネラルは煮汁の方に捨てられてしまっている。なので、割とバランスが悪くなっているのでお勧めが出来ないという事だ。
緑の葉野菜はマグネシウムを含むのでアルカリ性。大体の果物はミネラルとクエン酸を含むのでアルカリ性食品になる。

唾液が酸性で有る事の身近な問題点


http://blog.livedoor.jp/droom913/archives/13715457.html


例えば口腔内に金属の詰め物が有るとする。
唾液が酸性だと、金属の詰め物が溶けだしてガルバニック電流なるものが流れる可能性があるらしい。
ガルバニック電流とは、異種金属間で流れる電流の事で、例えば工事で作った橋げたを支える金属と、それを止めているボルトやナットの材質が異なるために、年月が経る内に錆となって劣化させる原因となっている。

オレなどが子どもの時の詰め物は悪名高きアマルガムである。
アマルガムの大問題はそれに水銀が含まれていることに有る。
水銀は体内で多くの悪さをするので有名である。
カンジダ問題やブレインフォッグ、体温が低い、疲れやすい、疲れが取れない、頭痛や吐き気等々の問題を惹き起こす。

最近の詰め物では、パラジウム合金が使われているので水銀問題は無い。
しかし、唾液が酸性であると金属が溶けだしやすくなる。

オレの場合はまだ小さなアマルガムが残っている。
そうしてアマルガムとパラジウムとの間で、微弱な電流を作る事になって(ガルバニック電流)、その電流が原因で頭痛が起きたり気分が落ち込んだりするというではないか!
もちろん水銀も溶けだして、水銀関連のトラブルの元凶になり得る。

幸いオレは頭痛で悩んだことは無い(と思う)。
友人によれば、下村には頭痛の原因となる「脳みそが少ない」から、頭痛が起きないのだそうだ。


なるほど頭が重いという事もないな。
脳みそが軽いからに違いない。

しかし、どうやらガルバニック電流があまり起きていないかもと思えるようになって来た。
つまりだ、唾液がアルカリ性である時間帯が長ければ、仮に歯にアマルガムが詰まっていても、影響が出にくいことが想像できる。


逆に、もし歯の状態がいつも悪いという人がいたならば、その人は唾液が酸性で有ると推察できる。
酸性になる原因は、食べ物の他にストレスや過度の運動も可能性として上げることが出来る。
現代人は慢性的なストレスの中にいる。
過度な運動は乳酸を作り、乳酸は酸性である。

唾液が酸性であれば、体質が酸性体質という事で、つまりは免疫力は落ちている状態と考えられる。
唾液の酸かアルカリかは簡単に確かめることが出来る。
リトマス試験紙を購入して、朝の唾液で確かめれば良い。
唾液を洗面所かどこかに吐き出して、リトマス試験紙が青になればアルカリ性で、赤になれば酸性と分かる。
私的には朝が良いと考えている。
なぜならば夜間の唾液が虫歯を治してくれている状態にしたいからである。

ところで、酸性体質で免疫力が落ちるとどうなるのか?
血管がじゃりじゃりになって行くと推察される。
じゃりじゃりって何だ?となるが、次回に回す。

これが結構大事で、これが我々の寿命を決めているようだ。
だから、「アルカリ性体質は健康の一丁目一番地」と言えるのだ。
持論である。
続く



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