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初夏に入る前に復習したいこと

暑い季節になると気になるのが「熱中症」である。

この熱中症の説明に際して盛んに出てくる「暑熱順化」という言葉をご存じだろうか?正直私も最初母から聞いた時、LiD/APDであることも手伝って「しゃねつじゅんかん」と聞こえていてなんのことかさっぱりだった。

「暑熱順化(しょねつじゅんか)」とは、簡単に言えば暑さに身体を慣らすことを示す。…いつも思うのだが、こんな難しい言葉をわざわざ引っ張り出してくる必要はあるのか…

具体的には沢山水を飲み、沢山汗をかく。そうすることで塩分が少なく、水が多い汗になり、汗もかきやすくなる。水分が多い汗をかきやすくなれば体温を下げる効果が高まる。こうして暑さに慣れ、熱中症になりにくくなる。

だが、この暑熱順化にも限界がある。この暑熱順化、実は毎日のように行わないとすぐに体が暑熱順化が出来ていない状態に戻ってしまう

そして、いくら暑熱順化をしていても、私たちの体はほぼ水分で、食べ物を食べなくても一週間は生きていけるが水分を取らないとすぐに体が弱ってしまう。また水分の次に多いのはタンパク質で、タンパク質は42℃以上で変遷してしまうのだ。ここで気温が42℃まで上がることは無いし、と油断してはいけない。たとえ外気温が42℃まで上がらなくても体の中は暑ければどんどん熱くなってくる。

それに人によってはもともと熱中症に弱い体質であることもある。大人と子どもでは体の大きさが違い、地面からの照り返しを受ける量も違う。自分が大丈夫だからといって、他の人も大丈夫だとは思わないといいだろう。暑さは基本は回避するものだという意識を忘れないようにしたい。



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