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子どもが判断する「役に立つ」大人と、「役立たず」の大人とは。

家では、ほぼほぼ役立たずなJUNです。

もともと白昼夢の気がありまして、常に何かしらぼ~っと考えてしまうのですよね。この前は、どうしても頭から離れない歌があって、でも考えたい事柄があって、考えたいんだけど気付いたら歌が思考の中に入り込んできて、歌わないように言い聞かせるんだけど、気付いたら歌ってて・・・。みたいな脳内会議を30分ほど繰り返しておりました。

本日は、そんな話題。

そんな話題でもないと思いますが、子どもにとって「役に立つ」大人と「役立たずの」大人がいると言われると結構ショックですよね? しかも、その判断する子どもが、「やっと指差しで意志を伝えられるようになった一歳くらいの子ども」だと言ったらもっとショックなのではないでしょうか。

みなさん、覚悟はできたでしょうか。では、どうやって大人が試されているのか書いていきますので、覚悟して読み進めてください。

▶子どもが「指さし」をする理由とは。

子どもが指さしをしたりとか、大人の手をつかんで何かしら触らせようとする行為ってありますよね。

それまでは、何を考えているのか判断つかない場面も多々あった子どもが、自分の意思を行動で示してくれる嬉しい瞬間でもあります。

この行動自体は、みなさんもご存じの通り、

「ぼくが興味をもっているものに対して、あなたも興味もってね。」

という「共同注意」とか言われています。

もっと言うと、指さしで大人に関わるということは、

「指でさしたものに対する情報をちょうだいな。」

という働きかけでもあります。

多くの大人は、子どもが「指さし」すると、

「これは、〇〇だね。」

と、何かしらの言葉を投げかけてあげるでしょう。

これこそ、子どもに「満足感」を与えているのです。そして、子どもたちはますます「指さし」が楽しくなって、様々なものを指さし、物知りな大人からありとあらゆる情報を吸収していくのです。

▶「指さし」もう1つの意味。

さて、怖いのはここからです。あの屈託のない笑顔の裏で僕たちは試されているという情報を書いていきます。

僕も常々疑問だったのですが、ひたすら同じものを「指さし」されることってありますよね。我が家であれば、あの頭の中に「あんこ」が詰まっているキャラクターに対して、「これは?」「これは?」と質問地獄に追い込まれることがあります。

正直言うと、「知ってるなら聞かないくてもいいじゃん。」とか思ってしまっていました。だって、こっちから「これは?」って聞くと、

「パンパンマン!!」

って答えるんだから。

だけど、違うのです。彼らは、「知らないから聞いている。」のではなく、

「知っている答えを確認している!」

のです! もちろん、新情報があれば喜んで受け入れてくれるでしょうが、

「自分が知っているキャラクターを指さし、大人が自分の知っている名前で対応してくれることに満足感を得ている。」

のでしょう。じゃあ、彼らの満足感を裏切る行為をしたらどうなるか知りたくありませんか? 知りたいですよね。

ここで実際の実験を1つ。ビガスさんとグリガさんが、思い切った実験をしてくれました。#子どもは40000回質問する

「子どもが指さしをして反応を求めたものに対して、知らないふりをしたりでたらめを答えた。」

のです! その結果が衝撃的です。なんと、

「指さしが減少した!」

ということなのです! どういうことか分かりますか。

「あっ! この大人、さてはなんも分かってないな。質問するのやめよ。」

と、判断されたということなのです!

ほんと、何かすみませんでした。

やはり、純粋な「好奇心」には、「誠実さ」をもって対応をしないといけないということです。驚くべきは、1歳そこそこにして、

「こいつは役に立つ、こいつは何も知らね。」

という判断能力をもち合わせているということでしょう! 自分自身の子育てを見直すきっかけを与えてくれた良書に感謝しかありません!!

▶まとめ。

本記事では、「やっぱり何だかんだ言って、誠実さだよね!」という内容をまとめました。

やはり、子どものやることには何の無駄もありません。大げさではなく「好奇心」があったからこそ、僕らは生き残ってこれからも生き続けていくのですから。

子どもたちが、「好奇心」を存分に発揮して成長してくれるよう手助けするのが、僕たち大人の役割なのです!!


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