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顔写真を重ねまくった先に見えた「モテ顏」とは

これまでの記事で、「体を鍛えることで自己有用感がアップする」という内容を書いてきました。

そのカラクリは単純で、「自分の体が自分の行動によって確かに変わっている」という自信。

人間のモチベーションは、フィードバックから得られますからね。

どれだけ行動しても何の変化もないことを長期間続けるというのは、本当に辛いものです。

本記事では、さらなる筋トレのメリットに踏み込んでいきましょう。

そのメリットとは、「魅力がアップする」ということ。

単純な言葉で言えば「モテる」ということ。

どれだけ”きれいごと”を並べたとしても、人間が無意識に惹きつけられてしまう欲望があります。

その欲望は、人間が人間として種を存続していきたいという本能に裏付けられているのですから、どうしても目を逸らす訳にはいかないのです。

そんな「モテ」に関して本記事では、「美人とかイケメンって何なの問題」に切り込んでいきます。

ぜひとも、体を鍛えつつ知識として頭の隅っこにインプットしておいてくださいね。


▼顔写真を重ねていくことで分かった意外なこと

「進化論」で超絶有名なダーウィンさん。

そのいとこであるゴールトンさんもまた有名な科学者でして、おもしろい実験をしたのです。

その実験が、「殺人や強盗を犯した犯人たちの写真を瞳の位置で重ね合わせて合成写真をつくる」というもの。

ゴールトンさんが何をしたかったのかというと、このようにして犯人の写真を重ねていったら「悪人顔」が分かるのでは?と考えたのです。

しかし、その実験から見えてきたのは意外なことでした。

なんと、

「悪人顔というか、イケメンになった!!」

というのです。

犯罪者の写真を重ねれば重ねるほど、イケメンになっていくというまさかの結果だったのですが、気になるのは「なぜ、そんなことに?」ということですよね。

イメージしてほしいのですが、顔写真を重ねていくことで、「かぶったところ」は濃くなり、「かぶらないところ」は薄くなって次第に消えていく。

このような濃淡が生じることで、写真は「平均化」していく。

この現象を確認したゴールトンは、

「人間の顏は平均化すれば美女・イケメンになる」

と結論付けました。

そしてゴールトンさん以外の研究者も本当なのか?と思って実験をしてみたところ、なんと、

「重ね合わせた顔が多ければ多いほど魅力的と感じられる」

という結果が得られたのです。

どうやら、ぼくたちは人間の平均的な顏に対して美女とかイケメンと感じるらしいのです。

▼なぜ、「平均顔」が魅力的なのか

そもそも、平均顏が魅力的な理由が気になるところ。

いくつか説があるのでここに書き留めておきます。

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