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勉強ができるようになる「マインドセット」の力

4月は、先生たちにとって新しい子どもたちとの出会いの季節。

僕も、たくさんの子どもたちと関わらせていただきましたが、初日に質問されることの一つとして、

「どうしたら勉強ができるようになるの?」

というものがあります。

その答えとして、教えてあげたいのは、

「どんな勉強でも努力すればできるようになると信じることだよ!」

ということ。

「やればできる!」というマインドセットが大切だということは、キャロル・ドゥエックさんを始め、様々な研究で確かめられています。
#マインドセットやればできるの研究

そんなマインドセットの力を改めて確認しようというのが本記事のねらい。

ぜひとも、さくっと読んでみてくださいね。

▼信じるためには、サポートが大切

「自分を信じろ!」と伝えることが大切なのですが、そんなことを書いている僕自身、自分の実力を疑ってしまうタイプの子どもでした。

そんな僕も大人になり、先生として現場に出てみると、自分の実力を信じている子どもばかりではないことも分かりました。

だからこそ、子どもの可能性を伸ばすためには、子どもと関わる大人のサポートが必要不可欠なのです。

そんなサポートの大切さを感じることができるドゥエックさんの研究を紹介します。

ドゥエックさんは、ニューヨークの公立学校の子どもたちに週に1回30分の授業を行うという実験を通し、2つのグループに別々の教え方をしました。

一方のグループには、「経験と努力によって知能を高めることができる!」という点を強調して教え、もう一方は、知能の高め方については触れませんでした。

その結果、

「特別な介入がなかったグループが数学の得点を落としたのとは対照的に、『知能は高められる』と強調して教えられたグループは、数学の得点を伸ばした!」

というではないですか。

この実験からも、「周囲の大人たちの関わり方や置かれた環境」の大切さが分かりますよね。

苦手なことは特に、「僕には才能がないから…」とか「練習したって上手くなれないし…」と自分で自分の可能性を狭めがち。

もちろん、全てのジャンルにおいて好成績を残すべきということではありません。

ただ、最初から「苦手」とか「できない」と決めて避けていくことの危うさも見逃すことはできません。

そんな危うさはこちらの記事に書きました👇

ぜひとも、僕たち大人が子どもたちの可能性を伸ばすことができるようなサポートをしようではありませんか!

ちなみに、「自分から勉強しない…」という様子でしたら、ある程度は、「勉強しなさい!」と言ってあげたほうが良いかも👇


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