なぜ、幼い子どもは「やめて!」ということをやりたがるのか。
もうすぐ3番目の末っ子が誕生日を迎えるJUNです!
喜ぶべきことにパパの抱っこが大好きで、「散歩に行きたい!」と主張する割には、目的地に着くまでひたすら抱っこをしています。家の中でも、基本的な移動手段は抱っこ。ほんの数mの距離でも抱っこで移動しております。
そんな彼女も気づくと「なんでなんで期」が始まりました。散歩道で目に付いたありとあらゆるものを指さして「あれは?」と問いかけてきます。
一応子育て情報を集めている身ですから、この時期の大切さは心得ているつもり。粘り強く、「木だよ。」「葉っぱだね。」と彼女のニーズに対応している次第です。
本日は、そんな話題。
幼いといっても、物事の道理はしっかりと分かっている彼女。こちらからの声かけの意図も分かっているはずなのです。しかしですよ。兄の大切なおもちゃを奪い取ってみたり、姉の宿題を破いてみたりと傍若無人の限りを尽くしているのも事実。しっかりと、理由を説明しながら「やめてね。」(最初は冷静に)と伝えているのですが、一行にやめる気配がないなんてことありますよね。
では、一体彼女の目的は何なのか。いらっとする心を少しだけ静められるような情報を発見しましたので、シェアさえていただきます。
▶全ての根源は、「好奇心」。
結論からいきましょう。
彼女がひたすら(大人から見て)「いたずら」を繰り返しているのは、
「好奇心。」
が、原因です。「#子どもは40000回質問する」
それを言ったらお終いよ。なのですが、もう子どものいたずらは大目にみてあげることにしましょう。だって、人間として生きていく上で、何よりも大切で失ってはいけないものは「好奇心」なのですから。
ここでおもしろい実験を1つ。
メリーランド州の国立小児保健発育研究所の科学者たちが発見したことによると、
「自分が置かれた環境を積極的に調べようとする赤ちゃんほど、思春期を迎えたときの学校での成績が良い。」
ということが明らかになったのです。
言うまでもなく「自分が置かれた環境を調べよう。」とする原因は「好奇心」です。やはり、周囲の環境に興味を示し、自分で確かめようとする行為はとても大切なことなのです!
▶「いたずら」の価値とは。
では、「対人間に対するいたずらは何なんだ?」という永遠の課題ですが、これもおもしろい内容が書かれていました。
同書によると、
「いたずらは、実験である。」
と、価値付けられています。
幼い子は自分の周囲の環境を確かめることに心を燃やしています。例えば、大人から、「口に入れちゃだめだよ!」と言われるようなものを口に入れるチャレンジをしますよね。
「これはなんだろう?」「さわってみよう!」「ついでに、口にいれてみようか!」何て考えているかは謎ですが、とにかく「確かめたい!」と思っていることは間違いないでしょう。
そして、この過程で子どもにとってもう1つ確かめたい事案があるのです。それは、
「口に入れた時の周囲の大人の反応。」
だというのです!
なんてこった! 彼らは、僕たちの「反応」を試しているのです。
「言わば実験であり、データ収集の一貫。」
なのです。まんまと、データを取られていましたわ。
同じように、兄弟に対しても果敢にデータを取りにいっています。例えば、
「兄がめっちゃ時間をかけてこつこつと作り上げたパズルを壊す。」
とか
「姉が次の日に先生へ提出するはずだった作文を破いてみる。」
とか。全てデータ収集の一貫です。なにせ、
「壊したり、破いたりした時の兄や姉のリアクションすらデータとして集めている。」
のですから。
そして、少しずつ「自分がやっていることってもしかして嫌がられてる?」と解析していくのです。
▶まとめ。
本記事では、「いたずらは、重要な成長過程!」という内容をまとめました。
いかがだったでしょうか。「やってほしくないことほど、やってくる。」という子どもの謎が少しでも解明されたでしょうか。
願わくば、「いたずら」している子どもを「よしよし、今日もやってるな!」と少しでも温かい目で見守ることができる時間となれば幸いです!
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