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マイナスな噂話で人と繋がろうとしたくないなあ。

人が継続して集まるところに、噂話はつきものなのではないか。

たとえば学校や職場、他にも複数人が定期的に集う場には、多かれ少なかれ噂話が発生する感覚がある。

私は以前、職場の人と久々に会った際、
「実は苦手な人とか、いた?」
という問いかけをされた。

それに対して、素直に
「うん、2・3人はいたよ~」と
返したが、

それで会話は終わらず、
「え、誰??」と詳しく尋ねられた。

その時思ったのは、
前にも似たようなことあったなー、ということ。

あれは中学生の時、友だちと話していると、
「嫌いな人とか苦手な人、誰?」
と聞かれたことがあった。

私は、
答える必要あるのかな、
ていうかそもそもぱっと思い浮かばないな、
とかいろいろ考えたが、

その場の「空気」に押されるように、
誰かの名前を挙げたような記憶がある。

ただ、自分のその咄嗟の発言がもやもやしていたのだと思う、
後で母にそのことを話した。

すると、
「別にいないよって言えばいいんじゃない?」
とあっさり言われた。

友だちからの質問は、嫌い/苦手な人がいることが前提だったが、
勇気を持って、「いないよ」と言えたらよかったな、とその時の私は思った。

そして時は経ち、職場の人による似たような状況の到来である。

私は、

「答えても誰にもメリットない気がするし、言わないでおくよ」

と言えた。

それでその話からはフェードアウトすることができた。

内心、「自分、よくやった!!」と
自身の成長を褒める気持ちで胸がじんわり温かくなった。

もしその時、詳しく答えていたら、
恐らく「私がこう言っていた」という噂が
なされるだろう。

そして私が苦手だと言った人たちにもしそれが伝わった場合、少なくとも良い気持ちにはならないに決まっている。

ただ、その一時の噂話として、
人と手軽に繋がった気にさせてくれるネタのように扱われるだけだろう。

これは、結果的に何もポジティブなことを生まないと思うし、
私はそういうマイナスな噂話に加担したくない。

なるべく、自分が関わる範囲では、
もし人について話すにしても、
その人の素敵なところだとか、そういう
心が開くようなことを話したいと思う。

綺麗なことを言っているように聞こえるかもしれないが、これは大いに自分のためでもあるのだ。

マイナスな噂話に加わると、
結果的に周り回って自分のこともネガティブに
噂されるようになる気がする。

何より、中学生の頃味わったもやもやを、
もう味わいたくはないと思う。

だから、これからも温もりを感じる方に
自分の行動を向けていけたら、
素晴らしいことだと思っている。

お読みいただき、ありがとうございます。