5月14日

 早目に行って早めに帰る予定だったのに、地主と話し込んで畑から帰ったら、午後2時を過ぎていた。流石に疲れ、食事を摂って食器と洗濯物を片付けた後、いつもは30分で済む昼寝が、気付けば1時間。母が帰ったことにも気付かなかった。
 昨夜遅くまで、履歴書や送付状の手直しをしていたせいもある。そして日中は暑かった。思ったより消耗したのかも知れない。
 依頼した紹介状は届かず、応募は早くても明日以降、先方に届くのは週明けになるだろう。
 朝から嫌な夢を見た。心配が募る犬のこと…。明日、病院に連れて行くので、緊張しているせいかも知れない。畑から帰って水も飲まずに眠り込み、今日は母が帰っても、おやつの時間になっても起きなかった。余計、不安になる。
 新たな求人は出て来なかった。地主と仕事の話をしていて、自分の希望に賛同してもらえると、やはり方向性は間違っていないと確信する。世情的に、間違っていたとしても…だ。
 色々すっきりしない。決着がつかないことも、気になっていることも、一向に光が見えて来ないともやもやが止まらなくなる。こんな状態が本当に良くない。〝今、出来ることを…〟が、最早呪文のようだ。
 一つ良いことがあった。前年度、前職で取り組んだことに対し、感謝状が届いたと後任からメッセージが来た。自分がいなくなることを想定してはいたが、現状を盛り上げるために一肌脱いだのだった。感謝状が届くかも…とは書いてあったが、いなくなるのだからあまり気にしてはいなかった。放置しても罰は当たらなかったであろうに、連絡をくれた後任の配慮が有り難い。しかし、一応私宛で来た封書を、確認も無く開けたのだな…という点には、若干もやもや。世の中って謎だらけ。結局今日は、快晴の空とは裏腹に、もやっとする日だったのかも知れない。

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