見出し画像

どうなっても幸せになれない

能力が無いから不幸だと思っていた。
ルックスが悪いから不幸だと思っていた。
貧乏だから不幸だと思っていた。
孤独だから不幸だと思っていた。

だけど仮にそれら全て手に入れても、幸福度は変わらないのではないかと思うようになった。
もしかしたら僕は、どうなっても幸せになれないのではないかと。
よくよく考えたらなれる気がしない。
どうなっても虚しいと思う。
性格上、1つのルートを選んだとして、選ばなかったルートの事を気にしてしまう。
好きな人と結ばれたとして、他にいい人がいたら、その人と一緒になれば良かったのではと思うことは容易に想像できる。
アマガミというギャルゲーにおいて、僕は天咲というキャラが好きなのだが、他にも魅力的なキャラクターは沢山いる。ゲームだから何度も攻略キャラクターを変えてプレイできるが、現実でそれは無理。何度も高校生活やれないでしょ?
で、天咲と結ばれても満足できない。最初は幸せでも、数年後浮気すると思う。

好きな人じゃなくても、職業とかで同じことが起こりそう。現実のルートを全攻略できても、退屈になるんだろう。


物欲の頭打ち

イーロンマスク並みに金を手に入れたルートがあっても、使い道が無くなって退屈になる。
宇宙に興味を示すようになるんだろうねえ。…あ、スペースX社か。

今あるものに満足できない人は、何を得ても満足できない。

《不明》

得てるものじゃなくて、足りないものを常に探している性格なのかな。元の性格がダメなのか。

でも失うことは怖いから、幸せの頭打ちはしてるけど、失うものは増えてるという最悪の状態。

いっそ全部失いたい。


満たされない理由

選択肢が見つかるからだと思う。
例えば生まれてから死ぬまで牢獄にいる人は、選択肢が無いから《より良い可能性》も無い。
食事も単一、図書館の本のみで、仕事も強制されたものしかない。

対して一般人は生まれてからの学校や娯楽、友達や乗り物、食べ物、就職先など《より良い可能性》が模索できるものは多い。現代においては余計に多い。
現代って選択肢多いから不幸だと思う。

後悔の機会も多くなるということだから。


一度知ってしまうと、問答無用で不幸を感じる。

家賃10万の部屋を見たことがある。
「住みたい!」と思った。
自分の手には届かなくても、存在を知っただけで不幸を感じる。

全く縁が無ければ大丈夫なのかな?
それこそ宇宙旅行とかは高額過ぎて完全に縁無いから、存在を知っても不幸は感じないけど、家賃10万の部屋はまだ手が届く範囲だからねえ…。
性能の良いパソコンや、車、スマホも、知ってしまうと欲しくなる。
主な情報源はネット。

牢獄では情報が規制されてるから、車の情報もスマホの情報も入ってこない。
一生無知のまま。
でも不幸じゃない。
日々の生活はルーティーン化してて、選択肢なんかないから。

牢獄の囚人でいたかった!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?