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国連がまともだったことは一度もない…日本は国連拠出金を止めるとかホワイト国外しとか別の外交手段でお灸を据えればいい。日本は小国ではないのだから。

以下は、2022/4/15に出版された高山正之の著作「バイデンは赤い」からである。
本論文も彼が戦後の世界で唯一無二のジャーナリストであることを証明している。

随分前に、世界中のプリマから大変な尊敬を受けているモナコ王立バレエ学校の老女性教授が来日した。
その時に彼女が芸術家の存在意義について語った言葉である。
『芸術家が大事な存在なのは、隠された、隠れた真実に光を当てて、それを表現する事が出来る唯一の存在だからです。』
彼女の言葉に異議を唱えるものはいないだろう。
高山正之は戦後の世界で唯一無二のジャーナリストであるだけではなく、戦後の世界で唯一無二の芸術家と言っても全く過言ではない。
一方、大江…彼については、故人を悪くは言いたくないが。
村上等、作家と称する人間達、自分達を芸術家だと思いこんでいる人間達の多くは、芸術家の名にも値しない存在なのである。
何故なら、彼らは、隠された、隠れた真実に光を当てて、それを表現する、どころか、朝日新聞等が作り出した嘘を表現して来ただけの人間達だからである。
彼らの様な存在は、日本に限らず、世界中の国においても同様なはずである。
つまり、真の芸術家とは、極少数しか存在していないのである。
私が、今の世界で、最もノーベル文学賞に相応しいのは、高山正之を措いて他にはいない、と言及している事の正しさを、本論文も見事に証明している。
日本国民のみならず世界中の人達が必読。
見出し以外の文中強調は私。

国連がまともだったことは一度もない
タイはフランスがナチに降伏したのを見て1940年末、仏領インドシナに攻め込んだ。 
フランスに取られたカンボジアなど旧タイ領を取り返すつもりだった。 
仏印のフランス軍は本国からの支援は望めない状況だ。
あっさり倒せるかと思ったが、どっこい仏印軍は強かった。 
タイ海軍はコーチャン湾に沈められ、陸軍もバタンバンで仏外人部隊に包囲されて全滅寸前に追い込まれた。 
そこに割って入ったのが世界屈指の強国日本だった。
仏印軍如きは鎧袖一触、瞬時に吹き飛んだだろう。 
双方の代表が東京に呼ばれ、日本はタイの言い分を認め、仏印が奪ったカンボジアなど領土の一部を返還させた。 
勝たせてもらったタイのピブン首相はバンコクに今も残る戦勝記念塔を建てるとともに日本軍にタイ領内の無害通行権を与えた。 
いざ開戦となれば日本軍はタイ領を抜けて英領マレーにもビルマにも攻め入ることができるはずだった。 
ピブンはその一方で駐米大使セーニー・プラモートに反日亡命政権を樹立させた。
日本が負けたときに備えてのことだ。 
戦後、タイはこの亡命政権のおかげで敗戦国にもならず生き残れた。 
小国は痛めつけられながらも生き残っていく小国なりの知恵を持つ。 
李氏朝鮮も同じだ。
圧倒的な白人大国露西亜と日本との戦いを前に大院君は露に接近し、李完用は万一を考えて日本に接近した。 
結果はこすい両天秤の成果というか、李完用の用心が生きた。 
彼は日本のお人好しを見抜き、朝鮮は今後その血を吸って生きていこうと考えた。
日韓併合の奇策だ。 
かくて日本は朝鮮という巨大な住血吸虫に何10年も生き血を吸われ続けた。 
文在寅はそれを「日帝支配」と呼ぶ。
そういう詭弁も小国らしい知恵だ。
 
戦後、国連が出来てそうした小国に日が当たり出した。
大国が握るとこじれそうな事務総長など国連重要ポストは小国に任せるのが形になったからだ。 
それでビルマのウ・タントやガーナのアナンが事務総長になった。
韓国の潘基文もその小国枠で出てきた。 
そういう小国を面倒見てきた日本は先の戦争に負けたあとGHQや共産党によって「日本人の心」までズタズタにされた。 
それでも日本は欧米の元植民地に戦時賠償金を支払い、彼らの独立を支援した。
彼らはルック・イースト政策に見るように日本を見習い、恥ずかしくない小国として自立していった。 
日本も努力して米国が恐れた円を再建し、速やかに世界第2位のGDPを誇る経済大国に立ち戻った。 
ただ日本人の心はまだ戻っていなかった。
朝日新聞は吉田康彦に「国連事務総長に日本人を」と書かせた。
「北朝鮮は拉致などしない」と言い張った男だ。 
事務総長ポストは今でも小国のもののはずだ。 
彼らはそれで祖国の名を知ってもらい、ついでにポストに絡んでカネを稼がせてもらってきた。 
潘基文が国連ビルにあるテレビを事務総長名ですべてサムスン製に入れ替えて祖国を少し潤したのはその一例だ。                                            そういう謂(いわ)れを日本人なら心得ているはずなのに。
朝日はガーナや韓国と同じレベルで「国連事務総長ポストを日本人が取ろう」と勧める。 
どうしても日本を小国に貶めたいという社是でも持っているのだろうか。 
それで吃驚していたら産経新聞も「国連機関トップの座に人材を送り出せ」と社説で打った。 
いまだ後進国を装う中国がICAO(国際民間航空機関)など国連4機関のポストを握るだけでなくUNESCOやWHO(世界保健機関)もチャイナマネーに汚れた連中が占める。 
結果、虚構の南京大虐殺が記憶遺産にされたり、朝日新聞捏造の性奴隷が国連人権委の主要議題にされたり。 
それが嫌だ、まともな人材を出したいという思いからだろうが、国連がまともだったことが過去一度だってあるか。 
日本は国連拠出金を止めるとかホワイト国外しとか別の外交手段でお灸を据えればいい。
日本は小国ではないのだから。                              
(2020年12月24日号)

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