見出し画像

二十四節気の【雨水(うすい) 】に入ります。

雪は雨になり、氷も融けて水に変わり、大地がしっとりとうるおってくる
ころです。
「雨水」は「啓蟄」の前にあたり、眠っていた種がいっせいに目を覚まし、
小さな動物や微生物たちが動き出す時期です。
「農事暦」には「雨水」は「農耕に向けて準備する期間」とあります。
「啓蟄」前日の3月5日まで。

雪も消え
 薄目あければ
  雨水かな

Usui 雨水「Rain Water」 It becomes warmer.
Snow and ice starts melting and snow becomes rain.
〔warm;暖かい melt; とける〕 February 19-March 5

春の節気は三つに分かれます。
初春:立春(2月4日).【雨水】(うすい 2月19日)
きょうから初春の後半に入りました。
仲春:啓蟄(けいちつ 3月6日).春分(3月21日)
晩春:清明(せいめい 4月5日).穀雨(こくう 4月20日)

…………………………………………………

七十二候の【土脉潤起】に入ります。
「つちがうるおいおこる」と読みます。二十四節気「雨水」の初候で、
1年を72に分ける七十二候4の候目になります。2月23日まで。

「脉(しょう)」は「脈」の略字で、「土脈」は大地の意味です。
大地の生命が目覚め、脈打ち、息づきはじめます。

Tsuchi no shoo uruoi okoru 土脉潤起
Rain moistens the soil. 〔moisten;湿らす soil;土〕 February 19-23

…………………………………………………

【季節と暮らす畑物語】

大根(だいこ)抜く
 土黒ぐろと湿めりたり
冬によく耐え
 ずんぐり太る

冬の初めに大根をまきました。黒マルチを押し上げるほど成長してきたので抜いてみると。大きいもので長さ13センチ、直径7センチほどです。三太郎という品種なので、ほんらいは20から30センチになるのですが。煮物や大根おろしには使えそう。口福を楽しみます。なにしろことし初めての収穫物ですから。

琵琶湖のほとりの草庵にて
時を生きる旅人
#エッセー #物語 #二十四節気 #雨水 #七十二候 #土脉潤起 #畑
#俳句 #短歌 #地球暦 #ローカル七十二候マラソン

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?