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【エッセイ】創作大賞の中間選考を通過するまで~自己肯定感とのデスマーチ~

五菱銀行 怪奇事件 専門課」が漫画原作部門を通過するまで

五菱銀行 怪奇事件 専門課「呪いの銃①」 が、noteが主催する創作大賞の中間選考を通った。これまでに出版詐欺に遭い、賞に応募して落選することに慣れ切っていたから、「【おしらせ】あなたの作品が創作大賞の中間選考を通過しました」というメールを受け取った時、「詐欺か?」と感じてしまった(運営さん、疑ってすみません)。

また創作大賞には四部門、十作品以上を応募していたから、「どれが受賞したんだろう?」とも思った。お仕事小説部門とミステリー小説部門に金字塔を投稿していたから、どちらかだろうと思った。ふたを開けてみると、なんと漫画原作部門。イラストストーリー部門に投稿しようとしていた小説が、締め切りまでに文字数が足りず、「ええい、漫画原作部門で良いや」と応募したものだった。この告白が評価のマイナスにならないことを願います笑。

勤めていた銀行を辞めて、もうすぐ5年が経つ。銀行員時代はストレスと引き換えに、行員の誰もが首をかしげる怪奇現象、名の知れた企業の裏事情、どろどろした行内恋愛などのネタをたくさん集めることができたから、ささっと書いて応募すれば、すぐに作家デビューできるだろうと思っていた。

でも小説を書くまでに1年半かかったし、今回のように小説が選考を通るまで、5年かかった。この5年間というのは、3児を育てているという時間との戦いでも、Web小説で2万字を投稿しても6Ptしか取れないという評価との戦いでもなく、自己肯定感との闘いだった。

「才能がない」「時代と合っていない」「継続力がない」という悩みを通り越して、「もう私は小説を書くな、と神様から言われているんじゃないか」とまで思っていた。銀行を辞める時は同僚に「君たちのことを小説に書くよ」と豪語していたものの(この作品にはモデルがいます)、近頃は小説を書いているなんて、恥ずかしくて誰にも言えなかった。

noteやX(Twitter)で「書籍化しました!」という他人の投稿を見る度に落ち込んだし、そんな日々に疲れていた。だから「今回の創作大賞で、出せる限りを出そう。そうしたら、一旦、筆は置こう」と思っていた。事実、3か月ほどは軽いエッセイ以外、小説は全く書いていない。3年半近く書き続けて来たけれど、終わりは案外、呆気なかった。

ここまでお読みいただいたお礼と、皆さんへのお願い

そこで、皆さんにお願いがあります。選考を通過した五菱銀行 怪奇事件 専門課「呪いの銃①」ですが、驚くほどスキが集まっていません笑。多分、通過作品の中で最もスキが少ない作品かと思います。3分あれば読めるので、ぜひお読みいただいて、少しでも「面白い」「続きが気になる」「応援してやっても良い」と感じたら、ぜひスキをいただけますと幸いです。

ストーリーは銀行員の主人公が、取引先の学校で起きた怪奇事件を解決していく、お仕事ミステリーです。金融の難しい話は出てきません。むしろラオス出稼ぎや、裏バイトなど、親しみやすい?お金の話を、ファンタジー要素を交えて描いています。

最近は諦めきれずにWeb小説に投稿し、全く評価が取れず、くじけそうになっていた中、今回の連絡が来ました。それは嬉しさよりも、「もうちょっと頑張ってみたら?」という慰めをもたらしてくれました。皆さんからのスキが励みになるので、ぜひご協力いただけますと幸いです。


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