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コンプレックスをうまくメリットに伸ばすのは親

女子アマチュア世界最高峰のタイトルの全米女子アマチュア選手権で日本人として37年ぶりの優勝を飾った馬場咲希さん。

海外のトップアマを圧倒する快進撃でしたね。

175cmの長身に、スラリと伸びた手足。アスリートに用いるのにふさわしい言葉かはさておき、“モデル体型”と表現しても差し支えない。多くの人がうらやむような体格の持ち主ですよね。

しかし、「背が高い」ことはかねて彼女にとって、コンプレックスだったようです。父親はその心のコンプレックスを見逃さなかったと言うからすごい方です。

このままでは、いずれ精神的に参ってしまいかねない。打ち込める何かを与え、自信を持たせてあげたい。「体の大きさを生かせるスポーツをやらせよう」と考えたそうです。

父親は30歳を過ぎてゴルフをはじめたアマチュアゴルファー。ただ、凝り性で、1日に1000球も打ち込むほど熱中していた時期もあったというからよっぽどはまったのでしょうね。

そんなある日、足を運んだ関東地方のゴルフ場で見かけた“親子大会”のアルバムに、見覚えのある笑顔を見つけたそうです。「ああ、いつも練習場にいるお父さんと娘さんだ」。

現在、国内女子ツアーでプレーする菅沼菜々とその父の姿に、自分たちを重ねた。「ゴルフなら娘たちと一緒に楽しめるかもしれない」と思ったそうです。

スタートはプラスチックのおもちゃのクラブとボール。次女は一緒に始めた2歳上の長女に負けては悔しがった。7歳で初めて競技ゴルフに出場。

子どもの時、目立つのが嫌で仕方なかった高身長も「最近は逆にいいなと思えるようになって」と本人も語っておられます。

日本では、高身長の女性と身長の話題をする時、こちらが高身長を好意的に思って話しても相手は逆に負担と感じている場合が多々ありますよね。

島国日本では目立つ事がダメな事で、いかに目立たなく生きるかが大切と言われればそうなのだが、もうそろそろそのような狭くて窮屈な発想は捨てるべきだと真剣に思いますね。

やはり、日本の島国根性は、そろそろ脱皮してもっともっとグローバルな視野を持たないといけないですね。

馬場咲希さんの優勝はもちろんすばらしいが、父親のバックアップのすばらしさにも感動する話ですよね。


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