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ツボシリーズ

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ツボの場所や効果、治療で使う時にどうしているか? また、やっていけないことなどを書いてます。 参考にしてみてください。
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#鍼灸

【ツボシリーズ No.1】大椎(だいつい)

こんばんは。とある鍼灸師です。 今日から始まりました。ツボシリーズ! (勝手な思いつきで始めました。) 今日は、大椎(だいつい)についてです。   場所:首の後ろにある骨の出っぱりの下にあります。 効果:首・肩のコリ、発熱や風邪のひき始めなど この大椎(だいつい)というツボは、カラダ全体を暖めるのに役に立ちます。 明日は、寒くなるということなので、寒さに耐えられるようにしたいですね😃 人のカラダは、気温や湿度に耐えられるように表面にバリアを張ってます。 こ

【ツボシリーズ No.3】申脈(しんみゃく)

こんばんは。とある鍼灸師です。 今回のツボシリーズは、申脈(しんみゃく)というツボです。 ではいきましょう! 場所:足の外くるぶしのすぐ下にあります。 効果:腰痛やめまい、不眠に効果があります。 膀胱と関係のあるツボで、腰の他に目の症状とも関係しています。 腰痛がある人は、ここを押すとものすごい痛いことも… また、腰痛を右と左どちらがいたいか確認してください。 痛い側と同じ側のツボにアルミニウムを仁丹(じんたん)くらいの大きさに丸めたものを申脈にテープで固定し

【ツボ シリーズ No.4】失眠(しつみん)

おはようございます。 とある鍼灸師です。 ツボシリーズの4回目です! 今回は、失眠(しつみん)というツボについてです。 場所:足の裏にあり、かかとの中心にあります。 効果:不眠、足の冷え、膝関節痛など 失眠は、眠りに関係するツボです。 ちょっと眠れないなというときにオススメです。 失眠は、お灸が理想的ですが、押すだけでも効果があります。 温かさを感じるまで何回も据えてみましょう。

【ツボシリーズ No.5】内関(ないかん)

こんにちは。とある鍼灸師です。 今回は、内関(ないかん)というツボのおはなしです。 場所:図のように手のひら側の手首から自分の指3本分離れたところにとります。 効果:ここのツボは心臓と関係があるので、動悸や胸の痛みと関係します。 また、乗り物酔いしやすい方にも効果があります。 ここに円皮鍼(えんぴしん)といって、まるいバンソウコウのような鍼があります。これをはっておくとよいです。 図が円皮鍼です。 ここは、皮膚も薄い場所なので、鍼をはる場合の長さには注意してくださ

【ツボシリーズ No.6】委中(いちゅう)

こんにちは。とある鍼灸師です。 今回は、委中(いちゅう)というツボのおはなしです。 場所:膝の後ろの曲げたところにできるシワの中央にとります。 効果:腰や足の痛み、おしっこがでにくい、首の後ろの痛みなどに効果あります。 膀胱とつながっているツボなので膀胱の症状に効き目があります。 委中を触ると、コリがあることがあります。 ここを痛気持ちいくらいの強さでマッサージするとふくらはぎの張りや硬さがとれやすくなります。 是非とも試してみてください! ではまたー!

【ツボシリーズ No.7】関元(かんげん)

こんにちは。 とある鍼灸師です。 今回は、久々のツボシリーズです! ではいきましょう! 〇関元(かんげん) 場所:カラダの正中線上にあって、へそから指4本分下にあります。 (この時の指4本分は、人差し指から小指までの幅をいいます。) 効果:泌尿器や生殖器系の疾患、冷え、のぼせ など 関元の場所は、臍下丹田(さいかたんでん)ともいわれ、いちばんカラダのエネルギーがあつまるところになります。 腎臓の働きが弱っているときは、関元が軟らかく弱くなっていることがおおいで

【ツボシリーズ No.8】肩井(けんせい)

こんばんは。とある鍼灸師です。 今回は、肩井(けんせい)というツボについてお話していきます。 ○肩井(けんせい) 場所:首の付け根(第7頸椎)と肩の関節の先(肩峰)とを結んだ線の中央にとります。 効果:肩こり、首こり、頭痛、歯の痛み などなど 押し方としては、3本の指(人差し指から薬指)で皮膚の面に対して垂直に押してください。 痛気持ちいくらいの強さで押してください。 肩井は、肩こりの特効のツボとして言われおり、胆のうの臓器と関係があります。 胆のうのツボは、

【ツボシリーズ No.9】百会(ひゃくえ)

こんにちは。とある鍼灸師です。 今回は、百会(ひゃくえ)というツボです。 場所:カラダの中心の線と両耳をつなげた線の交わるところに取ります。 効果:頭痛、めまい、耳鳴り、鼻づまりなど また、不眠やのぼせにも効果があります。 ツボを結んだ線を経絡(けいらく)といいます。 経絡は内臓とつながっています。 百会はいろいろな経絡が交わるところと言われています。 産まれたばかりの赤ちゃんには、このツボを使ってはいけません。 産まれたばかりの赤ちゃんは、頭蓋骨がちゃんとくっつ

【ツボシリーズ No.10】至陰(しいん)

こんにちは。とある鍼灸師です。 今回は、ツボシリーズも10回目を迎えました。 では、いきましょう!! 〇至陰(しいん) 場所:足の小指にあります。小指の爪の外側の線と爪の下の線の交わるところにとります。 効果:頭痛、鼻づまり、逆子など 至陰は、膀胱のツボになります。膀胱近くの内臓とも深いかかわりがあるので、逆子の治療に使われます。 至陰と三陰交(さんいんこう)というツボのお灸は、逆子の治療によく使われます。 しかし、安定期に入ったら治療してください。 安定期入る

【ツボシリーズ No.16】血海(けっかい)

こんにちは。とある鍼灸師です。 ツボシリーズも16回目です。 ちょこちょこ書いていきます。 では、行きましょう。 〇血海(けっかい) 場所:太ももの前にあります。図のように膝のお皿の際を横の線(赤)    として、前ももの内側を縦の線(青)とします。    その交点から指3本分上にあがったところにとります。     効果:月経の異常、太ももから股関節の痛みなど この血海というツボは、脾臓のツボになります。 脾臓は消化器系の働きを担っているものになります。 きれい

【ツボシリーズ No.17】外関(がいかん)

こんにちは。とある鍼灸師です。 今日もがんばって書いていきます。 では、行きましょう。 〇外関(がいかん) 場所:腕にあります。手の甲側で関節の中央から指3本分   上にとります。     効果:自律神経の働きを整えるなど この外関というツボは、全身に作用するツボになります。 特に全身の水分の流れを調節するツボといわれています。 乗り物酔いにも効果があるため、痛気持ちいいくらいのマッサージをしてください。

【ツボシリーズ No.18】内関(ないかん)

こんにちは。とある鍼灸師です。 今日もがんばって書いていきます。 では、行きましょう。 〇内関(ないかん) 場所:腕にあります。手のひら側で手の関節の中央から    指3本分上にとります。     効果:胃の不快感、吐き気、乗り物酔い、二日酔いなど。 鍼灸治療の道具に置き鍼というのがあります。 この置き鍼を内関にはってお酒を飲むと、二日酔い防止になります。 と言っても、たくさん飲んでよいわけではありませんが… お酒をたくさん飲む方は、試してみてください。 置き鍼が

【ツボシリーズ No.19】裏内庭(うらないてい)

こんにちは。とある鍼灸師です。 ツボシリーズ19回目です。 〇裏内庭(うらないてい) 場所:足の裏にあります。足の人差し指を丸めたときに指の先っぽが足の    裏につくところに取ります。     効果:食中毒、食あたり、腹痛、嘔吐、下痢 温かいと感じるくらいまでお灸をするのがベストです。

【ツボシリーズ No.20】犢鼻(とくび)

こんにちは。とある鍼灸師です。 ツボシリーズもようやく20回目です。 〇犢鼻(とくび) 場所:膝の前にあります。     膝の軽く曲げたときにできるくぼみの外側です。 効果:膝の痛みやしびれ、膝の関節に水がたまる など 犢鼻は胃と関係するツボです。 消化器系の機能が悪くなると関節に症状がでます。 膝を動かして痛い時によく使われるツボです。 実際の治療では、銀の素材でできた鍼を犢鼻のツボへ刺して、膝の関節の中にいれたりします。