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【Vol.3】寝違えの鍼灸治療

こんにちは。とある鍼灸師です。

今回は寝違えについてお話していきます。

この記事では、西洋医学や東洋医学の理論で症状について考えていき、その症状についいてどのように鍼灸治療をしていくかを書いていきます。

みなさまのカラダの状態を把握するための参考にしてください。

寝違えは、だれもが1度は経験したことがあると思います。
わたしもついこの間、左の首が痛くなりました。

完全に痛みがとれるまでに、4、5日かかりました。
あれはきつかったですね。
振り向こうとするとズキッと痛かったので、、、

改めて首もカラダの部位としてはとても大切だなと思いました。

雑談が長くなりましたが、首も腰と同様で状態が悪くなると日常生活に支障が出る場合があります。


1.寝違えとは


眠った状態から、目覚めたときに首の後ろから肩にかけて痛みが出ることがあります。
これをいわゆる『寝違え』といいます。

首を動かせば痛いし、動かそうとしても痛みが動かない場合もあります。

2.なぜ起こるか?

ほとんどの寝違えは、寝ているときの姿勢と関係しています。

変な体勢で寝ていたり、まくらが合わなかったりするとなりやすいです。

また、重いものを持つ作業が多かったりして首や肩の筋肉を酷使した場合は、疲れも抜けにくくなるので、首や肩の筋肉が張りやすくなります。

さらに、精神的に緊張した環境が長く続くと、カラダも身構えるためうまく力を抜くことができずに首肩まわりの筋肉が硬くなることがあります。

寝違えの場合は、整形外科などで検査をしても、骨に異常はないのが特徴です。
ただ、姿勢が悪い方は、首の骨の関節が詰まっているとは言われるかもしれません。


3.どのような症状か?

顔を振り向こうとすると、痛いです。
症状の状態により、程度は変わってきます。

軽いものでは、顔を振り向こうとすると痛いですが、動かせます。
痛みも鈍い感じ(鈍痛)で筋肉が凝った感覚の場合が多いです。

重症のものでは、なにも動かしてなくても痛みます。
痛み感覚もズキズキと熱を持ったような痛みがでます。
ここまでくると、寝た状態から起きるときや寝ようとする体勢をとろうとしたときに、激しく痛みます。

また、筋肉だけでなく、関節が炎症してズキズキ痛みを出す場合があります。


4.寝違えの鍼灸治療

鍼灸治療では、寝違えに関してどこの場所がどのようになっているかを細かく見ていくことができます。

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