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神が住まう処

人は変化を望みながら、同時に恐れている生き物だと思う。

なぜなのだろう。

変わることで失われる「なにか」と自分を同一視でもしているのだろうか。

革新的な歩みの後には、停滞や後退の動きを生み出しがちになる。

ふと脳裏に振り子が浮かんだ。

結局のところ変化を求めて動き出しているときに抱いている概念、または意図が問題なのかもしれない。

わたしたちはこの地球が用意した二極性という場から逃れられずにいる。一方の極からもう一方の極へと揺れ動いている。
どちらかの極を強く望めば、必ず振り戻されるのだ、と。

ではどうあるべきなのか。
何を求めるべきなのか。

どちらの極でもないところ。
その中心。

アルファでもなくオメガでもないところ。
或いは
アルファでありオメガでもあるところ。

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