見出し画像

【詩】くちぐせ

愛のありかはどこに
数えたことがないから
わからない


たぶん甘くて
気持ちのいいもの
太陽の下で腕を組んで寝っ転がる
そこに好きな人がいる


そんなことだと思ってる


僕が心の底から心を許している
それとは別のはなし
その場限りでもいい
温かければ


いつも心を許しているように見えて
ひとつも許していない



自分の思い通りなら
そこに何かあるかもしれない
理想郷とは違うものには
なんとなくそこに好きと言う言葉がある
だけ


ずっとそうして生きてきた


元の場所に戻りたいと思いながら
戻れない


とりかえてとりかえて
その場限りの好きに
愛を探してみる


愛が見つからないのは
いつも誰かのせいにする


藁をもすがる思いで掴むのは
いつも愛じゃない


愛が何かわからない
愛がどこにあるかもわからない
愛を見たことがない


僕は愛されたことがない
それが僕の口癖


僕が悪者にならず
同情されるいつもの口癖




この記事が参加している募集

スキしてみて

私の作品紹介

書き手としてサポートしていただくと励みになります。サポートしたいと言う優しい方々、心の広い方々よろしくお願いします🎵