居場所は刻一刻と変わっていて
久しぶりに前にお世話になっていた職場に顔を出した。
そこには当時お世話になっていた人たちがまだ何人かいて、束の間の懐かしさに話を弾ませた。
ここを離れてずいぶん時間が経ってしまったけれど、未だに声をかけてくれる人たちがいることは本当に心強いなと思う。
ここで働いていた時間が私にとって大事なものだった。
そこで出会った多くの人たちも、今はもう会うことのない人も。
たくさんたくさん教えてくれた場所。
だけど、それと同時に「ここはもう私の居場所じゃない」ということを思い知らされる。まぁ、それは今に始まったことではないんだけど。
懐かしさも大切なものもたくさんある。
でも、もうここに私の居場所はない。
どこか落ち着かない。
はじめはこういう感覚ってなんだかさみしいなと思っていたんだけど、最近はそうじゃないなって思い始めてきた。
ここには私の居場所はもうないけど、私には別の居場所があるもの。
今の自分ががんばれる場所、落ち着くことができる場所はちゃんとある。
だから、思い出の場所にもこうして足を運ぶことができるのかもしれない。
私たちの居場所は同じようで同じじゃないんだろう。
実は刻一刻と変わっていっているんじゃないかな。
今の自分に合った場所で。
そして、居場所が変わることは自分が変化していっている証拠だと思う。
自分の場所だったものが思い出として変わる時
忘れたくないものがいつのまにか思い出に変わる時
少しずつ前に進んでいる。
そんな風に感じることのできた1日だったなぁ。
今日も1日おつかれさまでした。
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