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“好き”にまっすぐ


今日初めて国立科学博物館に行ってきました。
博物館…数えるくらいしか行ったことない…いや、博物館っていうものに行った記憶がほとんどないっていうレベルで参戦。


遠方からたまたま遊びに来ていた友だち家族。
地元に戻る前にお兄ちゃんが「恐竜を見たい」とのことで、急遽決定。 


このお兄ちゃん恐竜がめちゃくちゃ大好きで、この前会った時もひたすら恐竜の話をしてくれたんです。車の中は、恐竜の映像。そのときは、お気に入りの恐竜である丹波竜についてたくさん教えてもらった。


今日も両手にティラノサウルスとアパトサウルスのフィギュアをもって登場。朝早めだったのにも関わらず、テンションが高いこと高いこと。「好きなのもってきたー」とまだたどたどしい口ぶりでたくさんお話ししてくれた。


博物館の中に入ると、たくさんの恐竜や動物たちの骨が展示されていた。お兄ちゃんの希望で来たはずなのに、普通に一緒に楽しむという。一緒になって「すごーい」と言いながら見て回っていた。


「ぼくはねぇ、このきょうりゅうの……」
「これしっぽすごいんだよ〜」
「おっきいねぇ!かっこいいねぇ!」


目をキラキラさせながら見ているその子を見ていたら、胸がキュッとした。ただひたすらにまっすぐ、好きなんだなって。
そこには、余計な思いなんて一切ない。ただ目の前にある好きなものに向かっていく。それがとてもまぶしく、ちょっとだけうらやましかった。


「好きなものは好きでいていい」と思うし、人にもそう話す。でも、ここまでまっすぐかと言われれば…どうだろう?どこか打算的なところがあるような、何かを気にしてしまっているような気もする。


純粋な気持ちを、呼び起こしてくれるような。


そんなお兄ちゃんの姿を見て、「そういえば私も小さい頃恐竜好きだったな。名前結構覚えたような気がする」とそんな懐かしい記憶も出て来たり。
「忘れてしまってるんだよな、いろんなこと」と一瞬さみしくなったけど、こうして思い出すと“好き”はたくさんあったんだなとも思う。


そんな恐竜好きなお兄ちゃんとは、公園に出てひたすら恐竜ごっこして遊びました。私今日、アパトサウルスだったらしい。お兄ちゃんはティラノサウルス。ぐるぐる回したり、抱っこしたりしてもう全力投球。ほんと子どもってすごい。


お母さんも、その子の“好き”を全力でサポートしてる。今日みたいに一緒に好きなものを見たり、覚えたり、触れる機会を作ってあげたり。いいなぁって。


そんな、たくさんの発見があった博物館見学でした。


(今日一番かわいかったのは、透明な床を歩くのにめっちゃ忍び足になるお兄ちゃんでした。怖がってるのもかわいかったw歩いても大丈夫ってわかった時のドヤ顔も最高でした。)



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