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今、幸せかもしれないと思えた|日記(4/18-4/21)

4月18日(木)
朝から爆弾低気圧の予感。無理せず行こう。YouTubeをスマホから消したこともあり、ポッドキャストを充実させようと新しい番組を開拓する。30代女性が結婚や子育てについて語る『となりの芝生はソーブルー』を聴いてみる。女性の生き方について考えることが多く、そのうちnoteの記事を書こうと思っていたから参考にする。バスの待ち時間中、書き溜めていた日記を投稿する。最近日記を読んでくれる人が増えて、とても嬉しい。仕事は今日も単純作業。簡単な作業の繰り返しだからつい考えごとをしてしまうけど、できるだけ集中するように努めた。休憩中、窪美澄さんの『ぼくは青くて透明で』を読み進める。男性同士の恋愛が主題ではあるけれど、主人公の育ての親である美佐子が語り手となる章に、窪さんの文才が光る。やはり田舎暮らしの独身女性を描かせたら、彼女の右に出る者はいないと思う。帰宅後、昨日の残りものを使って、豆腐と野菜のグラタンを作る。クックパッドのレシピをアレンジしつつ、スーパーで安くなっていたアボカドを加えたら、ボリューミーでとっても美味しくできた。昨日のカレーと共に食べるとなお最高。今夜の食卓には従姉妹が結婚祝いでプレゼントしてくれたお皿を使ったので、写真付きでお礼のLINEをする。

割と豪華な夜ご飯になった

4月19日(金)
「今日は朝から元気だね」と夫に言われる。そういえば、最近心身ともに調子が良い。外に出ると日差しが強く、そろそろ顔以外にも日焼け止め塗らなきゃと思う。バスの中でharuka nakamuraを聴いたら、車窓から見える緑が青々と感じられた。いよいよ退職まであと一週間。今日は人と作業する時間が多く、5人で行動する時もあったが相変わらず会話に入れない。昔から3人以上になると途端に話せなくなる。その後、自分より年下の先輩と二人きりになる機会があったので、沢山話す。明け透けに話したりしていなかったので「プライベートがベールに包まれているから、気になっていた」と言われた。先輩は彼氏と同棲しているらしく、お互いの生活の話で盛り上がる。どちらも彼に不満はなく、幸せなことがわかり「ラブラブな時は、ラブラブと言っていい」という結論に至った。仕事中にトイレに行った時、小窓から田んぼの風景と心地いい風を感じ、今幸せかもしれないなと思った。常に何かが欠けていて何かが足りないと思っていたけど、"季節を感じながら愛する人と共に健康的に生きられること"は達成できているなと、正しく認識できた。それに加えて何者かになろうとするのではなく、村上春樹がいつか言っていたように、少しずつ自分の周縁を拡張していけたら良いのではないかと思う。帰り道、『ぼくは青くて透明で』が読み終わりそうだったので、電車の待ち時間に読み進める。今週はてんやウィークなので、家に帰る前に上天丼二つをテイクアウト。夫が帰ってくるまで家事を進める。彼が帰ってきた後、美味しいねと何度も言いながら天丼を頬張る。確か去年引っ越したばかりの頃もてんやを買って、二人で食べたなと懐かしく思う。食後、従姉妹からLINEで返信が。なんと、今年の秋に入籍するらしい。一歳歳上で一人っ子の彼女は昔から愛情深く、私のことを「妹だと思っている」と度々話していた。人にどっぷり好かれるのが苦手な私は少し距離をおいていたが、今回の知らせを聞いて自分のことのように心から嬉しく思った。近い年齢で結婚している人が少なく、実は心のどこかで同じ状況の仲間を求めていたのだと思う。たとえエゴだとしても、人と離れる時もあれば自然と会いたくなる時もきっとあっていい。食後、夫が勉強している間に『ぼくは青くて透明で』を読了。決して生きやすくはない世界の中で今を生きる人たちの葛藤に共感でき、いい読書になった。最近、髪型を迷っていたので夫の提案で髪型シミュレーションアプリを入れる。良い髪型が見つかるといいな。寝る前、お腹が痛くなって中々眠ることができなかった。それでも家の中だという安心感もあり、落ち込むことはなかった。

ありがとうてんやウィーク

4月20日(土)
8時前に起床。今日は東京に買い物に行く日なので、夫は私より早く起きていた。シリアルを食べ、パパッと掃除を開始する。毎週土曜の掃除のお供はラランド ニシダのポッドキャスト。冒頭からアンチに語りかけていて笑ってしまう。意外と早く身支度と掃除が終わり、朝のうちに電車に乗ることができた。車内で夫は論文を読み、私は昨日の髪型シミュレーションアプリに勤しむ。色々試した結果、外国のアプリが高性能で毛量なども再現したまま、長さ調整することができた。今まで挑戦したことのないロングで前髪ありが良さそうだったので、引き続き髪を伸ばしてみる。そうこうしているうちに東京に到着。ブックオフでたくさん本を売る。夫は目当ての専門書があったようで夢中になっていた。二人合わせて1800円ほどの売り上げ。お腹も空いていたので、夫が事前に調べてくれていたカフェに向かう。内装もとってもおしゃれでいい雰囲気。ラーメン好きなのに、出かけた時はこちらの趣味に合わせて店を選んでくれるところに優しさを感じる。夫はスパイシータコライスを、私はガーリックシュリンププレートを注文した。大きめに刻んだガーリックのソースが効いて、ご飯がすすむ。付け合わせのキャロットラペやマカロニサラダも美味しかった。カフェでゆっくりしている間、昨日考えたことを話す。仕事に関しては、好きなことができたらラッキーくらいの気持ちで次の事務職に取り組んでみること。やりたいことに関しては、今noteで日記や記事を書くことが好きだから、それをいつか紙媒体で形にしたいと思っていること。さらに読書会への参加や、美術館へ足を運ぶことを通して、本や芸術がある空間が好きなのか、それとも個人的に作る側で居たいのかをゆっくり考えてみたいというようなことを伝えた。夫との対話を通してやりたいことの輪郭が少しずつ見えてきたように思う。カフェを出た後は、買い物へ。部屋に新たに飾る写真を印刷したり、それぞれ洋服を買うなどした。ニトリにも寄って夏用の寝具も揃えたので、二人揃って大荷物になった。夫が「そろそろ疲れたんじゃない?」と言って、スタバでテイクアウトすることを勧めてくれたのが嬉しかった。抹茶ラテを飲みながら、電車で帰宅。買ったものをいざ整理すると、パジャマやアイマスクなど全部眠りに関するものであることに気付いた。睡眠は大事。夜ご飯には夫がテリたま丼を作ってくれた。夫の料理で一番好きなメニュー。夜は少々疲れていたので、最近観ていなかった恋愛リアリティー番組を観てから眠りについた。

壁紙やレコードの展示がおしゃれなカフェ

4月21日(日)
7時すぎに起床。夫は二度寝。花粉で喉が痒かったので、飴を食べつつ準備をする。喉の痒みで夜中に起きてしまうけど、龍角散を枕元に置いているのでなんてことはない。洗濯物を畳みながら、テレビでイロハさんと水越みさとさんのYouTubeを観る。乾燥機を使うと、春服は素材的にシワになりやすい。仕事が変わったら家を出るのが多少遅くなるので、乾燥機なしで洗濯してみよう。家事と身支度を済ませたら、夫が起きてきた。昨日買ったクリスピークリームドーナツを食べる。ドーナツは見るのも食べるのも大好き。昨日、店頭で「バーバーパパの黄色ください」と注文したドーナツは、どうやらバーバーパパの次男だったようだ。色違いポケモン的な感じかと思っていた。食後は扶養関連書類の記入。なんと二人して全部記入を間違えて、全部印刷し直しになり爆笑した。気を取り直してラーメンを食べに行く。スタイリッシュな店内で、女性客や子供連れのお客さんも多い。淡麗系の塩味ラーメンは見た目も味も繊細。どこか和風パスタに近いような味がする。夫と「ここがお互い一番好きなラーメン屋さんになったね」と話しながら店を後にした。住民票を取りに行ったり、必要書類をコピーしてから帰宅。今度は間違えずに書類記入ができた。着々と退職後の手続きが進められている。午後はいつものベローチェに行き、二人並んで作業。途中、腹痛にもなったけど元気。花粉症や腹痛とは長い付き合いだから、気持ちが揺さぶられることはなかった。ふと店内に入ってきた若い男性二人組の声が妙に特徴的で何かを察知していたら、そのうち彼らの声で新興宗教団体の名前が聞こえてきた。どうやら一方が勧誘しているらしい。しかしまさかの勧誘されている方が強気で、疑問点を挙げながら着々と論破していた。頑張れ。そして逃げろ。勧誘する側の人も負けじと「ライザップの無料体験みたいな形で…」と誘っているが、いや無料体験感覚で宗教決めないだろとツッコミを入れたくなる。知らない人たちの会話に耳を傾けながら文章を打っているうちに、今回の日記も書き終えることができた。

中央がバーバーパパの次男

〈最近の気付き〉
・YouTubeをスマホから消して読書時間が増えた
・女性の働き方、生き方について考え続けたい
・今、幸せだと思えた
・人とは近付いたり離れたりしていい
・仕事とやりたいことに対する自分の価値観が見えてきた
・文章を書き続け、いつか形にしたい
・長年頻出しているものに関しては、体調不良に悩まなくなった
・夫とのデートが楽しい

〈金曜日に思い出した言葉〉

少しでもいいから、自分の住んでいる世界の周縁を拡張していけば良いのではないかということです。
自分の生活をより豊かにし、視野を広げ、それと同時に新しい人と知り合う機会を増やすということです。

『村上さんのところ』村上春樹

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