スクリーンショット_2019-05-20_21

愛がなんだ、愛とはなんだ

まさしく、愛とは何なんだ、と思った。

私が愛してやまない吉祥寺UPLINKで、映画「愛がなんだ」を鑑賞した。

タイトルや作品紹介のムービーからして、立ち直れなくなるくらい私の心を抉ってくるかと思ったが、意外と、そんなことはなかった。主人公のテルちゃんの性格が、そこまで私と重ならなかったのである。

マモちゃんは、男性を好きになってしまったら、何よりもその男性を優先する。仕事も、世間体も、何もかも。その部分は、私と非常に重なる。私も好きな人のことが、人生で最優先事項である。好きな人と一緒にいるためならば、割と手段を選ばない方だ、と思う。

でも、私と違うのは、テルちゃんは、一人の人間としてマモちゃんのことを好きなんだろうな、というところである。

私は、男性のことは男性として、つまり語弊を選ばなければ、「自分を支えてくれる人」として好きなのだ。自分ありきの相手である。

対してテルちゃんは、好きすぎるあまり、マモちゃんと同化したいのだ。ネタバレになってしまうので避けるが、映画の最後には、マモちゃんになりたすぎて、〇〇してしまうのである。

全くもって理解できない。もはや、テルちゃんのマモちゃんに対する思いは、恋ではない。では愛なのか、と言われると、わからない。そもそも愛とは何なのか、というところに戻ってきてしまう。確かにあるのは、とんでもない執着。

愛とは、何だ。

この記事が参加している募集

コンテンツ会議

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?