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【食材】経木の納豆ー長野県村田商店

渋谷ヒカリエで行われていた、良い食品博覧会へ行ってきた。
食品に対する信頼を、見える化するために、
安心、安全の基準を独自で作って認定する、という団体や取り組みが結構増えてきている。
店舗でも、独自の基準を作って商品選定をしているところも多くなり、
情報開示がされていたり、選びやすくなっているのかもしれない。



全国から28社のメーカーが集まり、対面で実際に生産者から話を聞きながら買い物ができる。
結構お客さんも多く、メーカーさんにとっても、実際にお客さんと話ができる、とてもいい機会。


その中で、一つ経木の納豆の、村田商店さんと話をした。

村田商店さんは、長野県産の大豆を使って納豆を作っている。


経木の納豆は、今ではなかなかスーパーでも見かけることが少なくなった。
経木とは、木を薄く紙のようにスライスしたもの。
以前、徳島の視察ツアーで、ご一緒させてもらった、樋口さんがバスの中で、経木の納豆の話をしていて、国産木材を、活用しないとどんどん森があれてしまって、食と環境も密接な関係にある。
という話がすごく印象に残っていた。

その内容が、全文公開されているので、ぜひ読んでほしい。

それだけではなく、プラスチックごみの問題に関しても、納豆のパッケージが一番ゴミとしてかさばるなぁと思っていて、添付のたれもいちいちビニールの小袋に入っている。
経木の納豆を見つけたら購入しようと思っていたけど、あんまり見かけない。

足を止めて、村田商店さんと話していると、
長野の、こちらの経木を作っている人が、もう90歳を超えていて、
いつまで供給してもらえるか、ということで後継者を紹介したりしているそう。

経木に包まれている納豆は、香りがすごくよく変に乾燥していないし、べたべたもしてない。
確かに、少し値段は高く感じるかもしれない。それでも、1つ200円以内で買える。
クラウドファウンディングや寄付より、身近に誰かを支援する、買うという選択で、後継者が育って、長く続けられる環境を作るということが、
消費する側ができること。

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