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『問題は血縁内でなんとかしろ思想』がもたらす悪循環。

こんにちは。

春野太陽です。


相変わらずうつうつとした日々を送り

希死念慮にさいなまれながら生きてます。


不穏時用頓服が効いてきたので急いで一筆。

『問題は血縁内でなんとかしろ思想』

とのことですが、

これもまた、

私の生活保護申請について調べていた中で

知ることになった真実とその先の闇です。


ここ2ヶ月ほどの記事を見れば分かる通り、

私は仕事を失い、お金を失い、病気は悪化し、

今は生活保護の申請準備を淡々と進めています。


『生活保護を申請するにしても、私の精神衛生にとっての最善をなんとか作っていこう』

と色々調べました。

・賃貸に上限金額がでるのならいっそのことやっすい持ち家を買うのはどうなのか。
→持ち家も手放す対象。

・1人じゃ心細くて精神が安定しないので誰かの家に居候させてもらい、その上で就労能力のない私だけ生活保護は受けられないのか。
→収入のある同居人がいるのなら生活保護は受給できない。



そんなことを念入りに調べてどれも全滅で、

そのことを唯一の味方である血縁・叔父に話してみると

『生活保護ってのはそういうようになってるんだよな。

家族がいるなら、同居がいるなら、出せませんって。

何年か前にもあったじゃん。次長課長の河本の母親が生活保護受けてた話で問題になってさ。』


そう。

あれはおそらく10年以上前。

芸人さんの母親が生活保護を受給していて、

「息子に収入があるのになんで母親が受給してるんだ」

と騒ぎになり、

その芸人さんは

「私が母親の面倒を見ます。すみませんでした。」

と謝罪の言葉を口にしていました。


あの時の騒動を私も叔父も思い出しながら

こんな事を話しました。

「芸人も芸人で収入がいつも不安定な職種だから、自分のために貯金しておきたいって思うのは当たり前の感情だよな」


「いくら親子だとはいえ、息子は息子でやっと稼いで生活して未来に備えているのだからそれを母親に送らないとダメってなんか違う気がする。母は母。息子は息子。それぞれの家計で分けてだと思うよね」


「俺だってそれなりに貯金は貯めてきているけど、もし春野を同居させて『だったら養え。生活保護は受けさせられない。』って役所に言われたら俺も大変だもん。」

「そりゃそうだわ。たまに私の面倒を見にくるのと、完全に私が同居して養う人数が1人増えるんじゃお金の余裕が全く違うもんね。」

「そう。人1人今から養えって簡単に言われて済まされたら混乱するよ。」


「そもそも家族内の問題は家族で全部なんとかしろっていうのがどうにかしてると思う。
親の介護も子供でなんとかしろ。
血縁内の生活資金も血縁内でなんとかしろ。
そんなの無理だよ。」


政治家は【子供を作れ(税収を増やすため)】とか【労働人口を増やせ(税収を増やすため)】とかいろいろいうけれど、
『問題は血縁内でなんとかしろ思想』がある限り何も改善しないよね。

結局一生懸命働いて自分の生活の地盤が固まっても、生活保護の親への仕送りしろって言われてお金が消えていくなら結婚や子育ての余裕なくなるよ。

労働人口だって、増やしたいなら障害者がきちんと治療や生活を整えられるためにそれなりの資金は必要だよ。なのに家族がいるなら受給できないってなったら家族内の生活費カツカツでみんな共倒れしたり、親族内の貸し借りで関係にヒビ入る可能性だってあるし。

そんなんじゃ労働人口や子供を増やして税収を増やしたいどころか、『自分たちで解決しろ』のせいでますます問題を抱えたまま頼れずに心中とか図っていく家族とか増えて、何にもいい事なしだよ。」



家族単位でなんとかしろではなくて、

個人単位で支援を考えてほしいなと私は思います。


『今たくさん貸すから、元気になったら出世払いな!』

くらいの気前の良さ、あればいいのになぁ。



2024.02.26(Mon)
春野太陽

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