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きっと女だから被害にあった私の実体験

女に生まれたからには、制度が守ってくれる以外、自分の心と身は自分で守らなければいけないと思っている。

女性軽視(に限らず誰かを軽視する態度全般)には、A.自分で声をあげて解決できるもの(でも、声をきいてくれて、相手の理解があって成り立つ)と、B.そもそも相手の頭がちょっとおかしいもの(相手の知識不足や教育、人間レベルが低い)の2種類があると思っている。

A.自分で声をあげて解決できるもの

社会人になって、「役員決裁いくなら膝出したワンピース着たら?」「その胸は〇カップだな!」「30歳で独身女とかメーカー在庫と一緒だよ!世の中の罪だよ」など、たくさんのセクハラ発言を言われ&聞いてきた。
しかもそれを周りが(苦)笑いするからウケてると思って多様してくるおじさんたち。ウケるから笑ってるんじゃなくて、低レベル過ぎて相手にしたくないからスルーしてるんですよ!!!勘違いしないでくださ~い!

でもこれに関しては、私たち女性側にも問題があるのかなと最近は思う。今まで私も、いちいち真に受けてたらめんどくさいし、本当に傷つくときもあるから全部愛想笑いして流してたけど、私たちが笑って流しちゃうからおじさんたちを調子にのらせてるのかもしれない。ここは、ちゃんと声をあげて嫌なら嫌、ときっぱり真顔で相手に訴えるべきと思う。

それをあきらめてた私にも、責任があったなと今では思う。

B.そもそも相手の頭がちょっとおかしいもの(相手の人間レベルに問題があるので打つ手がないパターン)

パターン1
アメリカに留学していたとき、学生同士のホームパーティで米人男性に「疲れたでしょ、水だよ、飲んで」と言われてウォッカを渡された時があった。
幸い臭いで気づいたからよかったけど、
外国、留学生(言葉が十分にわからない。親切にしてくれる人には頼りたくなる)、女、という立場を利用してくるという、そもそも相手が人間として低レベルだった。
アジア人女性留学生被害はよく聞くけど、私の場合は水かウォッカかの判断がつかなければ相手の思惑通りだっただろう。(それ以来、交流の場とかで日本でも知らない人からすすめられたお酒は基本口をつけたくない、失礼になる時もあるけど、何が入ってるかわからないから・・・)

パターン2
大学時代、好意を持ってくれた男性にはっきりと断ったら、冬の夜中にバイト先で待ち伏せされて、家まで数mのところまでストーカーされた。寒い中「なんで俺ばっかりつらい目に合わなきゃいけないんだよー!」って泣きながらなぜか殴られた。2時間にわたって真冬の夜中、駅の外で、説教された。何度もいうが、夜だ、しかも真冬の。地元の改札で彼に捕まって、力づくで外まで引きずられた。駅員さんは異変に気づいてたと思うけど助けてくれなかった。相手は泥酔してた。恐怖でしかなかった。
数時間も説教してお酒の酔いがさめたのか、ふと我に返って「ごめんね・・・」といって解放してくれてなんとか無事に帰れた。(人がおかしくなるとこんなに我を忘れて人前で泣き叫んで、急にふと我に返るとすんっておとなしくなるんだと思ってすごくこわかった)(そのあと、お前のせいでショックで××キロも痩せたんだからなー!と報告があった)

パターン3
大学時代、資格の学校に通っていたとき。同じクラスだった60歳くらいの挙動不審なおじさん生徒に地元の駅までついてこられた。「家、ここだったんだね~にやにや」。おじさんは授業でも挙動不審で少しこわかったので、目を合わせたこともなければ近くに座ったこともない。一度も話したことがなかったのに勝手についてこられた。別に、私は服装は普段から露出するタイプでもない。おじさんに笑顔をふりまいたこともない。本当に理解ができなかった。
こわいから、仕方なく違う拠点の学校まで通った。遠かった。。。


世の中には、こちらが声をあげてもびくともしない人もいる。理解をする姿勢をみせずにはねかえす人もいる。
でも、声をあげる、面倒くさくても根気強く説明することも必要な気がする。差別や偏見、みたいなものは相手の教育レベルが低かったり知識がなかったり、そういう場所に身をおいてこなかったり、それも原因かもしれないけど、「まあいっか」とあきらめずにその人達に理解してもらう活動も(なんでつらい想いしてる側が頑張らなきゃいけないの、ってむかついても)もしかしたら必要なのかもしれない。
じゃないとその人たちには伝わらないから仕方ないよね。

フェミニズムに興味があってその本を読んでたとき、「女性軽視してくる人に分かってもらおうとするために、自分の大切な時間を割かなくてもいい」みたいな文を見つけたんだけど、
私はどちらかというと「めんどくさくても、ムカついても、骨が折れても、変化を求めるなら踏ん張って理解活動をするべき&闘うべき」と今は思ってる。

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