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【モノローグエッセイ】醜態意識と向き合って

小学校1年生の時。
名前も知らない話したこともない2年生の女子に突然「ブタ」と言われたり、同級生に「ブス」と言われることがあった。
家庭内でも容姿体型についてネガティブなことを無意識下で盛んに言われる環境にあった。

ここが、私が自分に対する醜態意識を持つようになったきっかけかもしれないと今思う。いわゆる容姿体型コンプレックスのはじまり。

ざけんじゃねえって思うと同時にあー私はブスでデブなのかあという思いもあった。

容姿体型についてネガティブなことを家庭内からも第三者からも、これまで様々な形で言われてきたが、
その中でも私がプッツンきてしまったのが

2021年5月某日に言われた「あんたの体型、女優じゃないね」という言葉。

この言葉を機に、減量をはじめ、1年で8kg減、今も健康とボディメイクを兼ねて、ジムに通って、トレーニングやたまにファスティングをやったりしているのだが、そんな今でさえ容姿体型についてネガティブな言葉をかけられることがあるし、自分の写真を見てがっかりすることが絶えない。とにかく醜い自分が許せないのだ。

笑うと肉が盛り上がる顔
どんなにトレーニングしてもあまり変化の見られない下半身と二の腕
中途半端な体型
左右差のある顔
ネガティブなことを言われる度にすり減っていく私自身。

本当に最悪なことを言われた時は、固形物をとることが恐怖となって、スープしか呑まなかった時期があった。その状態で毎朝40分走っていた。何がなんでも4kg痩せなければならなかった。

今もふと写真を見て、自分が醜いと感じるとその時のことを思い出すし、好きなものを見境無く食べたことへの罪悪感と劣等感が襲ってくる。

挙げ句の果てには、仕事がいただけないのは容姿体型が悪いからだとか思ったりもする。

でも、はっきり言って、自分を醜いと感じるという負の過程にも飽き飽きしてきた。

ぶっちゃけて言うと、今現在の体重は、最低体重よりも4kg多いのだが、なーぜか、今が一番痩せていると第三者から言われる。あー太ったかも…って自分で思っていた時に限って、「また痩せた?」と言われることも多数。

結局、そんなもんなんだなあって思う。
自分が求める体型全ては手に入らないかもしれない。全て手に入れても満足しないかもしれない。

終わりの無い負の連鎖は断ち切って、
ポジティブにボディメイクと向き合っていきたい。

「あ、太ったわ、また痩せるか」みたいなラフさで。

もし、仕事上の関係で「痩せてください」と言われたとして、私には痩せることが出来る自信はある。

でも、もし、それが悪意からの言葉だったら、私は従わない。目の前で二郎ラーメン野菜カラメでズルズル食す(笑)

誰かの心無い言葉に傷ついたり、許せないという思いが込み上げてきたら、その気持ちを自分をより良くする力に還元していくしかない。

人にやったことが自分に返ってくるのと同じように
口に入れたものが自分の身体に返ってくるのだから



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