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【連載】ビール書籍『クラフトビールフォアザギークス』の全文の無料公開を始めます


連載第1回はこちら


今年2022年2月に発行された書籍『クラフトビールフォアザギークス ブリュードッグ流ビアギーク宣言!』の全文無料公開を始めます。

本書は発行以来、ありがたいことに好評をいただいていますが、同時に「電子版はないのか」というお問い合わせも多数いただいてきました。我々も検討をしましたが、残念ながら、権利の都合などがあり実現に至っていません。

また、コロナ禍が始まって以来、それまで私の仕事に興味を持っていただいてきた方たちに好評だった、「長谷川がいろいろな場所に出掛けて行った際に『立ち読み』をしてから購入を決める」ということもなかなかできていません。

この二つの課題を同時に解決すべく、このnoteにて、全文を無料公開することにしました。といっても、1回ですべてを公開するわけではありません。だいたい50回にわたる毎週の連載にして、順番に少しずつ公開します。そして最新回を公開するたびに、古い回は有料公開(100円)にしていきます。

そうして本書の面白さが分かったら、ぜひ下記からご購入ください。

私のサイン入りを希望の方は私のECサイトから(サインなしも選べます)。数量限定でブリュードッグの特製バッグも付きます。


amazonはこちら。

もちろん、毎週の無料公開を欠かさず読んで、全文を完全に無料で読む、ということも可能です。そこまでしていただいたら、訳文を綴った者として冥利に尽きます。ただし画像は載せません。本書は見映えの良い写真が多数掲載されていて、他の本にはない大きな魅力になっています。ぜひ文と一緒に味わっていただきたい(料理の写真は本当に美味しそうだし、料理レシピの完成イメージとして重要な役割を担っています)。

以下、改めて、本書の紹介です。
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ビールとビール醸造に関するあらゆる知識を凝縮した必読の書!

ビアスタイルの探求から、自宅での完璧なビール醸造まで、ビールをより深く理解したい人のための次のステップを完全に網羅。ビールに興味を持ち始めた人にも、既に好奇心を持って飲み進めている人にも、必携の一冊。

クラフトビールを知り尽くしたビール博士(はかせ)になろう!
ギーク(geek)は、特定のことについて「卓越した知識がある人」「凝り性な人」といった意味。「おたく」と訳されることもあるが、おたくには「社交的でない」ことが意味に含まれることがあるため、本書では単に音写して「ギーク」とした。beer geekのように複合名詞として用いる場合は、「ビールはかせ」のように「はかせ」がしっくりくるだろう。
本書は、クラフトビールの概念を分解し、読者が自分のギーク性を発見する(または楽しむ)ことができるよう導いてくれる構成となっている。

本書の主な内容
・品質と新鮮さがなぜ重要なのかを詳しく解説。「ビールの4要素」についても深く掘り下げ、水、麦芽、ホップ、酵母に関しては、クラフトビールがどのようにルールを変えてきたのかを見ていく。
・クラフトビールとクラフトまがいビールの最大の違いである、ビールを醸造して楽しむ人々の文化に焦点を定め、クラフトビール業界で活躍した先駆者たちを紹介することで議論する。
・クラフトブルワーたちが自身の魅力を発揮してきたことで、ビアスタイルがどのように変化してきたのかを示す。実験と、ビアスタイルの境界線を越える取り組みが、多くの素晴らしいビールを生み出し、ビアスタイルそのものを変えていく中で、クラフトビール運動を起こしてきた十数の例に触れ解説。
・ビールと料理の相性に特化し、その背景にある科学に迫りつつ、それを楽しむ食事の時間の尊さを再確認する。家庭でも再現できる18のレシピを、六つのテーマ別の組み合わせで紹介。

前著『クラフトビール フォア ザ ピープル』に続いて、自家醸造のレベルを上げる章も設けた。ブリュードッグの銘柄や他のブルワリーの銘柄のレシピなど、これまでに公開されたことのないものも多く含んでいる。さらに、自宅で完璧なビールをつくるための技術面も取り上げている。オフフレーバー(好ましくない香りや味)や発酵不良を避ける方法、そして自家醸造者が武器にできる高度な技術を堪能してほしい。

判型:B5変型(242×197mm)
頁数:224ページ
色数:4C
製本:上製

試し読みはこちらから。
https://tameshiyo.me/9784866540603

●著者、監修者について
リチャード・テイラー(Richard Taylor)(著)
スコットランドを拠点にする、英国ビール記者ウェブサイト組合の年間賞を受賞している記者。ビールに関する「素晴らしいこと」を発見し、それを人に伝えるという夢を実現し続けている。10年前にビールをテーマとする自らのウェブサイトを立ち上げてから、フリーランスでビールのことを書き始め、2014年に英国最大のクラフトブルワリー・ブリュードッグの担当記者となる。エディンバラ郊外に妻と息子とスパニエル犬と、いくつもの風変わりな食器棚に格納したたくさんのビールとともに暮らしている。主な著書に『クラフトビール フォア ザ ピープル』(ガイアブックス)などがある。

ジェームズ・ワット & マーティン・ディッキー(James Watt & Martin Dickie)(著)
ブリュードッグは2007年、ジェームズ・ワットとマーティン・ディッキーにより設立されると同時にクラフトビール革命を始めた。2人で始めたこの会社は、4大陸にまたがる600人超の従業員を抱える会社に成長し、飲食業界で最も成長の早い会社の一つとなる。事実、サンデータイムズ紙「成長の早い会社リスト」に5年連続で載った唯一の会社である。ビールの品質において国際的な評価を得、世界60カ国に輸出し、成長を続ける50のブリュードッグバーのネットワークを築いている。

長谷川 小二郎( はせがわ しょうじろう)(日本語版監修・翻訳)
編集、執筆、英日翻訳。2008 年から、米ワールドビアカップ(WBC)、グレートアメリカンビアフェスティバル(GABF)など、上位の国際的ビール審査会で審査員。「ビアコーディネイターセミナー」「ベルギービールKAISEKI(会席)アドバイザー認定講座」「ベルギービール・プロフェッショナル ベーシック講座」の講師、テキスト執筆。共著・訳に『今飲むべき最高のクラフトビール100』(シンコーミュージック・エンタテイメント)。他に日本語版監修・翻訳に『クラフトビールフォアザピープル』『ミッケラーの「ビールのほん」』、監修に『世界のビール図鑑』(いずれもガイアブックス)など。
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それでは、毎週の公開をお楽しみに!


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