見出し画像

雨の日の図書館

こんにちは、ハシモト トショカンです。
本日も数ある記事の中からこの記事を閲覧していただき、ありがとうございます!

今日は冷たい雨が降って、とっても寒いですね。

雨が降ると、公共図書館では来館者数が減ってしまいますが、大学図書館では、通常の授業がある日であれば、基本的に来館者数は変わらない…というか、むしろ増加する傾向にある気がします(あくまで個人の主観ですけど)。

今の時期であれば、大学はもう既に長期休暇に入っているので、雨が降っている日でも頑張って来館してくださる方は、普段からよくいらしている先生方や院生の皆さん、そして一部の学生さん…という感じで、

「今日はスタッフの方が多いんじゃないかしら?」

なんて感じることもありますが、通常期であれば、授業と授業の合間などに外で過ごしていた方が雨風をしのぎに来てくださるのか、休み時間に学生の皆さんがどどっと入館して来ます。

多くの学生の皆さんに来館していただけるのは、図書館員としてとっても喜ばしく、ありがたことではありますが、そうすると、図書館の玄関付近に人が溜まって入退館の流れが悪くなったり、館内に傘の袋が散乱したり、ザワザワと騒がしくなったり、傘袋に入れていない傘を書架に立てかけて立ち読みをして、傘についた雫が書架や本について濡れてしまったり、濡れた衣服を勝手に新聞架などに引っかけて乾かしている学生がいたり…と、図書館員も総動員で館内の様子を注意深く観察しなければいけません。

また、水濡れの本が返却されることも増えるので、返却時のチェックにも注意が必要です。

ただし、大学図書館の場合、そこまでひどい汚破損や水濡れというのに遭遇したことはなく、大抵の本は乾かせば問題なく利用できますし、弁償レベルの水濡れは、私個人的には年1であるかないか、くらいですかね。

そして、休み時間が終わる頃に、授業に向かってまたどどっと出て行く学生の皆さん。

そして、入れ替わりでどどっと入って来る、授業終わりの学生の皆さん。

そして、その度にバタバタと館内を駆けずり回る図書館員。

…お昼頃から夕方くらいまでは、ずっとこの繰り返しです。

ただ、授業が始まってしまえば落ち着くので、しばし平穏が訪れるのですが。

一方、公共図書館では、雨が降ると顕著に利用者さんの数が減り、来館されるのは「常連さん」と呼ばれる、天候に左右されることなく、毎日決まった時間に確実にいらっしゃる皆さんで、館内は、ほぼいつものお馴染みの顔ぶれになります。

後は、予約本を引き取りに来る方や、返却期限日だからと律儀に返却に来てくださる方ですかね。この方たちは、目的が済んだらサッと帰られることが多いので、やはり館内にいる利用者さんの数は多くないのです。

そして、大学図書館と違う所は、雨の日はむしろ館内が静かであることと、弁償レベルの水濡れ本が多発するという所ですかね。

これはまた、あくまで私の実体験での主観なのですが、大学図書館で年に1回あるかないかのレベルの水濡れ本が、1日に1回あるかないか、という割合で発生してしまいます。

そして、大学図書館の場合、学生さんに弁償をお伝えすると、

「え、弁償ですか?」

と驚き、少し嫌な顔をすることはあるのですが、それでもしっかり同じ本を購入して、期限内に持ってきてくださるという方がほとんどなのですが、公共図書館の場合、これが一筋縄ではいきません。

…あ、いえ、これは少し語弊がありますね。

恐らく、7割、8割くらいの方は、大学図書館の学生さんと同じように、しっかりと弁償の手続きに応じてくださるのですが、問題は残りの1割、2割の利用者さんでして…

これについては、書き始めたら2万字では足りないくらい書いてしまいそうなので、またいつかの機会にしたいと思います。

本日も長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?