めも。フェリスベルト・エルナンデス『案内係 ほか』（水声社／浜田和範＝訳）5月24日発売。お馴染みのシリーズ【フィクションのエル・ドラード】より。ウルグアイの奇才と呼ばれる作家の短編集。表題作を始め、幻想的でユーモアのある作品を収録。 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784801002708

めも。クリスティーナ・ペリ＝ロッシ『狂人の船』（松籟社／南映子＝訳）7月10日発売。〈創造するラテンアメリカ〉シリーズ第6弾はウルグアイ出身の小説家・詩人が紡ぐ遍歴の物語。出会いと別れ、獲得と喪失。亡命という痛みを伴う複雑な経験。 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784879843661

水声社／マリオ・レブレーロ／寺尾隆吉＝訳『場所』話。理由も前兆もなく、あるとき見知らぬ部屋で目覚めるところから始まる奇怪な物語。安易に不条理という表現で片付けるのは憚られるが、部屋を抜けると別の部屋があり、終わりがない迷路をさまよう状況は悪夢のような不気味さと絶望感に満ちている。