半導体株

半導体受託生産最大手 台湾TSMCの2019年Q3決算を読む

今回はTSMCの決算についてみていきます。

TSMCは世界最大のファウンドリ企業であり、顧客にはApple、AMD、Nvidia、Qualcomm、Huaweiなどが並びます。

そうした世界の最先端コンシューマ製品を供給する企業のロジック製品を大量に受託製造し、供給しているのがTSMCになります。

TSMCは一般の方には馴染みの薄い企業ですが、半導体業界やハイテク系への投資を行う投資家ならば

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ASMLの2019年Q3決算を読み解く~EUV露光装置の大本命銘柄~

今回は半導体露光装置世界最大手ASMLの決算を見ていきます。

ASMLは次世代の半導体露光技術であるEUV露光に関してはオンリーワンの企業であり、同社の動向をみることで今後の半導体製造装置業界および半導体業界の全体的な動きが見えてくる企業でもあります。

なお、ASMLという会社についての説明は以前の記事にて行っていますので省きます。(無料部分で触れていますので、よろしければごらんください。)

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ローツェの2019年Q2決算を読み解く

今回はローツェの決算についてみていきます。

ローツェは、半導体ウエハを搬送する装置・ロボットを開発・製造するメーカーで、同分野において世界第3位となっています。

同社が開発・製造する装置は、塵を極限まで抑えたクリーンルーム内での作業を前提にしたもの。

また、場合によっては真空中での作業や、酸素を寄せ付けないようにする必要などもあります。

おのずと高度な技術力が必要とされ、高い参入障壁が築か

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マイクロンテクノロジー(MicronTechnology)の2019年Q4決算を読み解く

今回はメモリ大手マイクロン・テクノロジーの最新決算をみていきます。

今回のマイクロンテクノロジーの決算発表は、非常にネガティブなものとなりました。

決算翌日の株価も11%超の下落となっており、市場の楽観ムードに水を差す形となっています。

今回の決算まとめでは、特にこの背景について解説していきたいと思います。

なお前回はこちら

マイクロンテクノロジーの業界におけるシェア

まず最初にマイク

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フェローテックの2019年Q1決算を読み解く~半導体製造用真空シール、サーモモジュール世界シェア1位~

今回はフェローテックの決算を見ていきます。

フェローテックは半導体関連事業を幅広く行う企業です。

特に磁性流体を利用した真空シールでは世界シェア7割超でトップ企業となっているほか、ペルチェ素子を利用したサーモモジュールなどでも有力な企業のひとつです。

同社は研究開発型の企業であり、半導体のコア事業を中心に横に事業展開を行っているユニークな経営をしています。

今回はそんな同社の事業内容の解説

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短期間RSIを用いたSMHのトレード

米国の株価指数に連動するETFを見てきたので
今回からはセクター毎のETFを見ていこうかと思います。
今回は平均回帰を利用したSMHのトレードを紹介します。
・平均回帰の動きは短期間のRSIで測ります。
 短期間のRSIを用いて平均回帰の動きを測ることを始めたのは
 私の知る限り、ローレンス・A・コナーズ氏が初めてと思います。
・SMHはMVIS米国上場半導体25インデックスに連動するETFです。

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あなたに幸あれ
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AMDの2019年Q2決算を読み解く~第三世代RyzenがIntelを圧倒~

今回はAMDの決算を見ていきます。

AMDは世界的なCPU、GPUメーカーです。

パソコン用CPUではインテルに次いで2位で、ほぼ市場を寡占。

パソコン用GPUではNvidiaに次いで2位で、こちらもほぼ市場を寡占。

またPS4やXBOXなどに搭載されているSoCも同社が製造しています。

近年、サーバー用CPU事業にも再参入してきており、この分野でも2位になることが予想されています。

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SCREEN(スクリーン)の2019年Q1決算を読み解く~シリコンウエハ洗浄機世界1位~

今回はSCREEN(スクリーン)の決算をみていきます。

SCREENは半導体製造および印刷機器の大手メーカーです。

とくに枚葉式のウエハ洗浄装置やフラットパネルディスプレイ用のコーターデベロッパ、オフセット印刷用CTP装置で世界シェア1位となっている他、

プリント配線基板用直接描画装置シェアでも世界有数の企業となっています。

今回は同社の決算を通しながら、半導体製造装置業界全体の動向につい

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アプライド・マテリアルズ(Applied Materials)の2019年Q3決算を読み解く~世界最大の半導体製造装置メーカー~

今回はアプライド・マテリアルズの決算についてみていきます。

アプライド・マテリアルズは半導体製造装置業界で世界最大手の企業であり、半導体製造プロセスのほぼすべてに対して製品を供給している、半導体製造装置の百貨店のような企業です。

※なお、半導体製造工程に関する説明は以下がよく纏まっています。

なお、半導体製造装置のシェアについてですが、

産業向けリサーチ会社のVLSI reserchによる

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レーザーテックの2019年6月期決算(2018年Q4)決算を読み解く~EUVマスクブランクス検査装置で独占的シェア~

今回はレーザーテックの決算をみていきます。

同社は各種検査装置の製造を行っている企業です。

特に半導体製造に利用されるマスクブランクスの検査でほぼ100%のシェアを誇っているほか、エッチング後に作成されたフォトマスクの検査装置なども製造する企業です。

かなり地味なニッチ企業だったのですが、近年、技術の大幅な転換によって一気に需要が高まってきました。

今回はそういった技術動向の変化も含めて、

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