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ギリシャ古典悲劇の神髄にうたれる「赤い髪の女」

読後感想オルハン・パムク著『私の名は赤』

書評的日記(1) オルハン・パムク「僕の違和感」

『僕の違和感』 オルハン パムク (著), 宮下 遼 (訳) 日本とは違うのだけれど、どこか似ているイスタンブルの1960年代高度成長期から21世紀初頭までの時代。東北みたいな田舎から都会に出た平凡なボザ呼び売り(石焼き芋売りみたいな感じで伝統飲料を天秤棒で担いで売り歩く)主人公の生涯を淡々と描く、心に沁みる小説でした。