虧月(きげつ) 見ゆ 足並みそろえ 夏がゆく 「虧月(きげつ) 」とは、欠けていく月のことで、満ちてゆく月のことは「盈月(えいげつ)」と言います。 月が満月から少しずつ欠けていくのに合わせて、夏も次第に秋に移り変わっていっている(去ってゆく)ように感じられて詠んだ句です。
西の空更待月が浮かぶ朝白き巻雲ゆっくり揺れる
「クッキームーン。」 と私が勝手に呼ぶ理由は今頃の月が満月の端を割ったクッキーの食べかけみたいに見えるからなのだが、この感覚は私だけらしく検索で出るのは「ムーンライトクッキー」。秋の季語「更待月(ふけまちづき)」が同じ形で22時頃の夜更けに出るのでこの名が付いたとか。