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映画『Tick, tick... BOOM! : チック、チック...ブーン!』感想

ずっと前から気になっていた『Tick, tick... BOOM! : チック、チック...ブーン!』。Netflixに加入したので、ようやく鑑賞。"アンドリュー・ガーフィールド"のファンでもあるので、超甘めな感想を書きました。

作品情報

原題:tick, tick... BOOM!
監督:リン=マニュエル・ミランダ
キャスト:アンドリュー・ガーフィールド、アレクサンドラ・シップ、ロビン・デ・ジェズス
ジャンル: ミュージカル/ドラマ
公開年:2021年11月12日
時間:115分

あらすじ

アメリカの作曲家"ジョナサン・ラーソン"が30歳目前にして、恋や友情の悩み、アーティストとして生きるプレッシャーに直面しながらも、革新的ミュージカルを上演にこぎつけようとする話。

登場人物

■ジョナサン・ラーソン(演:アンドリュー・ガーフィールド)
ミュージカル界で成功を夢見る青年

■スーザン・ウィルソン(演:アレクサンドラ・シップ)
ジョナサンの彼女

■マイケル(演:ロビン・デ・ジェズス)
ジョナサンの親友

感想

伝記×ミュージカル

予告動画も見ずに、"アンドリュー・ガーフィールド"が出演する...という理由だけで鑑賞に臨んだ今作だが、想像を遥かに超えて、最高の作品だった!

作品内では、アメリカの作曲家"ジョナサン・ラーソン"が30歳目前にして、恋や友情の悩み、アーティストとして生きるプレッシャーに直面しながらも、革新的ミュージカルを上演にこぎつけようとする姿が描かれている。

伝記物だと、リアリティがあり、ふむふむと感心できる内容になっているが、暗く退屈に感じる面も時々。しかし、この作品は伝記にミュージカルが掛け合わさっているので、退屈さを吹き飛ばしてくれる。

しかも、音楽は"ジョナサン"の心情を表現したようなメロディーで、"ジョナサン"の葛藤や悩み、喜びを同じように感じることができた。

"ジョナサン・ラーソン"が成し得たことを、彼の心の内を合わせて伝えるミュージカル構成には、心を掴まれた!

やっぱりアンドリューが好きだ

脚本、演出、キャスト・スタッフの皆様はもちろん凄いが、"アンドリュー・ガーフィールド"の演技が素晴らしい。

『スパイダーマン』『アンダー・ザ・シルバーレイク』『ブレス』など、過去の出演作品のは違った役柄ではあるが、ジョナサンが感じている「俺は、どうしたらいいんだぁぁぁ!」といったクリエイターが持つ不安や心情を、アンドリューは表情や仕草を用いて見事に表現していた。

それに加えて、歌唱力がすごい!

「こんなに歌うまかったの?」と驚くほど、歌が上手く、アンドリューの新しい一面を見ることができた。
優しさのある表情や声で表現されるアンドリューの演技が好きで、以前からアンドリューのファンであったが、今作で改めて「アンドリューが好きだ」と再実感した。


クリエイターに捧ぐ映画のようだ

伝記者ではあるが、どこか"クリエイターに送るラブレター"のように感じた。

「このまま夢を追いかけても良いのか」「周りは現実を見て働いているけど、自分は?」といった悩みは、普通の人も感じる悩みであるが、特にクリエイターである人はより強く感じる悩みのはず。
そんな悩みを抱えながらも、ジョナサンは懸命に自分を奮い立たせ、書き続ける。

その姿には、クリエイターではない自分も共感ができて、自分の人生観や生き方を見つめ直す機会を作るきっかけとなった。

まとめ

ミュージカル作品と知らなかったので、期待以上に楽しめて、人生観の参考になる最高の作品だった!
内容はもちろん、"アンドリュー"の演技と歌唱力も最高なので、未鑑賞の方はぜひNetflixで鑑賞を~

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