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「えっ、マジ!」半日で仕事をクビになった現場にいた話し。

◉初めての仕事


僕は小さい頃から

なぜかわかりませんが、

「地球に生まれたから

地球上どこにでも住んでいいんだ」

と思ってました。

なので、仕事も

「世界のどこで働いてもいいんだ」

と思ってました。

この考えがずっと変わらなかったせいか、

初めて社会人として働いたのはアメリカでした。

20代半ばでカリフォルニア州のロサンジェルスの近くの町、

アナハイムで自分の会社をたて社会人デビューをしました。

(アナハイムはメジャーリーガーの大谷選手が
所属していたエンジェルスがある町)

それまで日本で社会人の経験があるわけではなく、

ビジネス経験もゼロでした。

にもかかわらず、

アメリカの学校に在学中に

株式会社を立て起業しました。

当然、

まわりからは

「それは無謀ですわ」

「やめなはれ」

「どこかの会社で丁稚奉公してから

のれんを分けてもらいなはれ」

こんなセリフではないけど

こんな感じのことを言われました。

聞き流しましたが。


僕の仕事は、

日本の会社からアメリカに研修に来る人の通訳や、

取引の価格交渉、トレードショーや工場見学の案内、

アメリカの商品情報を提供するビジネスエージェントで、

顧客は日本の大企業から個人経営者の方でした。

アメリカで会社を立てて働いたなかで

強烈だった出来事があります。


しかも、

それはアメリカでの

社会人デビュー初日に起きました。

僕のこの最初の仕事は主に

日本の会社からアメリカに来て研修をする方の通訳で、

アメリカの大手飲食系企業の本社で行われました。

この仕事は僕の日系アメリカ人の

友達の父親が紹介してくれました。

彼の父親は南カリフォルニアで

翻訳や通訳の仕事をされてたようで、

その日も彼の家に遊びに行っていたところ

「どうだ通訳の仕事があるがやらんか。

私以外にもう一人通訳が必要だ」

と誘われました。

「できますかねえ、僕に」

と不安そうに答えると

「ダイジョウブ、ダイジョウブ!」

と言われたのでやることにしました。


実は、

通訳などやったことなかったし、

それどころか社会人経験もなかったのですが、

会社を立てたばかりだったので

やることにしました。

これが僕の会社の初仕事となりました。

◉そしてその事件?が起きた

当日、朝9時前に

友達の父親を僕の車でピックアップして

本社ビルに到着。

それから担当者とのミーティング、

その後に仕事が始まりました。

顧客は日本からの会社の方たちで2つのグループに別れ

僕と友達の父親でそれぞれのグループを担当しました。

そしてその場は、

「じゃあ、ランチでまた会いましょう!」

と言って別れました。

午前中の通訳内容は、

アメリカでの研修日程の説明、会社概要などでした。

なんとか終わりランチタイムになりました。

飲食業界の会社なので会社にレストランがあり、

友達の父親とそこでランチをするはずだったのですが、

いくら待っても来ません。


午後からも仕事なので

「早く注文しないと。困ったな」と思って

本社の担当の人に

「あの方はどうされたんですか?」

と聞くと、

あっさり、

「やめてもらいました」

「えっ、クビなんですか?」

「そうです。」

と返されました。


ショックでした。

アメリカは「年功序列」ではなく「実力主義」だとは

聞いてはいましたが、

実際にこんな身近で、

しかも知り合いが、

しかも社会人デビューの日に、

半日でクビ。

半日と言っても3時間ほど。

「マジですかあ」

「これがアメリカか!」

「これがビジネスか!」

「日本だったらそれはないよな。」

社会人経験がないからわからないけど

そう思いました。


アメリカは、

「甘くねえな」

「実力をつけるしかない」

「そうしないと次はオレか」

などいろいろ感じた

キョーレツな社会人デビューの日でした。


ちなみに、

友達の父親はその日はタクシーで帰ったそうです。

この日から、

友達の父親になんと声をかけたらいいかわからず

友達の家に行きづらくなりました。

これが僕のアメリカでの

初日の仕事体験です。


◉日本とアメリカの違い

日本もだんだん

年功序列や終身雇用ではなくなってきましたが、

「年功序列」と「実力主義」の社会では違うなあと思います。

アメリカではクビになった社員が

上司や同僚に発砲する事件もあったりしたので

手放しで「実力主義」がいいとも言えず、

かといって、

「年功序列」で

仕事ができないパワハラ、セクハラ上司がのさばる会社も

どうかと思うし。

どっちが「良いか悪いか」を考え始めても

結局、

どんな問題でもいつも、

「どっちが好き?」に落ち着きます。


なので、

僕はどこに住もうが

どの国で働こうが、

フリーで自由度の多い「ケセラセラ的仕事」が

好きで合ってそうです♪


最後までお読み頂きありがとうございます♪

Thank you for reading!

Have a good one!

#私の仕事

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