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毎朝ドリップ #013 2024.04.23

今日はどうにも起きられなくて、昼までベッドに居た。こういう日がまだ週に1回くらいある。大丈夫じゃない日。

こういう日は何も考えたくないから、「基本のレシピ」に忠実になるに限る。
キッチンスケールの上にサーバーとドリッパー、レシピの紙(手書き)とタイマーを隣にセットして、いざ。

今日は豆のグラム数まで計った。450ml淹れるつもりだったから、23g。
お湯:豆が、大体いつも20:1くらいになるようにしている。
20クリックで挽いておく。

蒸らしは75mlで、お湯の投入から蒸らし完了までがきっちり45秒。
その後、20秒ごとに60mlずつお湯を注いでいく。

できあがり

いつもよりちょっと苦味が強い。でも美味しい。

コーヒー好きな人のnoteを読むと、結構な割合で「コーヒーを飲むことよりも、ハンドドリップという行為そのものが好き」という人に出会う。

めっちゃわかる。

もちろんコーヒーは好きだし飲むけど、「なんでわざわざハンドドリップ?」って聞かれたら、「ハンドドリップすることが好きだから…」としか答えられないもんな。

毎朝、同じルーティンで、同じことをやる。

朝起きて、湯を沸かし、湯が沸くまでの間に豆を挽く。フィルターの端を折り、折り目を逆になぞり戻す。ドリッパーにフィルターをセットして、サーバーに乗せ、挽き終わった豆を入れる。ケトルからポッドへ湯を移し、温度をはかる。いい温度になったら、コーヒーベッドへお湯をそっと置く。

ドリッパーの真ん中から端へ、少しずつ輪の大きさを拡げながら、全体を温めるイメージでお湯を置いていく。端まできたら、また真ん中まで、同じようにそっとお湯を置きながら、戻ってくる。コーヒーベッドが膨らんで、ぶくぶくと泡が立つ。湯気が上がり、いい香りがする。全体が膨らみきり、動かなくなったら、ドリッパーの真ん中を狙ってお湯を注ぐ。白い泡が立ってくるのをなるべく崩さないように、丁寧にお湯を注ぐ。

最後の一滴が落ち切る前にドリッパーを上げ、完成。

かれこれ4年か5年、毎朝続けている習慣。毎朝同じルーティン。
でも少しずつ、「今日はこんな味のコーヒーが飲みたいな」に合わせて、豆を変えたり、挽き目を変えたり、お湯の温度を変えてみたり、蒸らしの時間や湯量、お湯を注ぐ速度と量、注ぎ方…
細かい変更を加えながら、でも大枠のルーティンは変わらない。湯を沸かし、豆を挽き、お湯を注ぐ。

この作業が好きじゃ無かったら、こんな面倒なこと、毎朝やってられないよね。笑
どんなに調子が悪くても、忙しくても、朝が早くても、必ずやる。やりたいからやる。夕方くらいにもう一回やることもある。「コーヒー飲みたいな」じゃなくて「ドリップしたいな」って思うからやる。

ハンドドリップ、魔性すぎる。

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