我が家の水出し/コールドブリュー/冷水浸漬
noteでフォローしている方が夏になってコールドブリューを始められていたので、うちでも久々に冷水浸漬用の道具を引っ張り出してきた。ハリオの水出しコーヒー用ポットの5杯タイプで、ずいぶん長いこと使っているが現行品ではMCPN-7CBRがそれに該当する。
ハリオ系の冷水浸漬のストレーナー(フィルター)は、
①目がそこまで細かくないので微粉が漏れ出やすい(口当たりが嫌い)
②洗うのが案外面倒(排水に豆が散らばるため)
という理由で使うのを控えていた時期もあるのだが、ある時期から100円ショップで買える4~7杯用フィルターを使うことで上記問題を解決している。
ステップ1
4~7杯用のペーパーフィルター1枚を、円筒のストレーナーに合うように折る。ただ、ちょうどぴったり円筒にするとコーヒー豆を入れるとき難しくなるので若干の遊びを作っている。
ステップ2
フィルターをストレーナーに差し、コーヒー豆を入れる。
ステップ3
コーヒー豆の入ったフィルターを奥に押し込む。ストレーナー下部がひねると外れるので、そちらから引っ張り入れてもよい。
ステップ4
水を注ぎ入れる。豆の中の炭酸ガスが暴れるので少しずつ注ぐが、全体が濡れたらフィルターの外から注水して一気に満水にしても良い。
ステップ5
注水して1時間程度は豆が炭酸ガスの放出で暴れるので、ガスの放出が済んだ適当な時間を置いてヘラで浮いてきた豆をほぐしてやると抽出しやすい(参考)。
ステップ6
ストレーナー下部の、本来取り出す部位から押してやると、フィルターが上からスポンと抜ける。微粉も出ていないのでコーヒー抽出液の濁りもほとんどない。
冷水浸漬は普通はステップ4で注水する水は室温で、冷蔵庫で保管抽出するが、そうすると熱水抽出では失われる揮発性香り成分が残り、かつ高温で抽出される渋みがない、「ブラックが苦手な人」でもおいしく飲めるコーヒーが出来上がる。
逆に口当たりのストロングさを求める人は、50度程度のぬるい湯を使う手もある。
水出し/コールドブリュー用のコーヒーと銘打たれたものは、深煎りでストロングさを強調するようなものが多いが、個人的には高温抽出では揮発する香り成分を溶かし込み甘さを強調するほうが美味しいと思っているので、シティローストが好みである。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?