たばこの変遷
先日、同僚がヘビースモーカーの彼がたばこを控えているという話をしてくれた。
というのも、どうやらコロナウィルスになった時に喫煙者の方が重症化するリスクが高いということを心配しているからだそう。
たばこを吸わない私たちは、「たばこはやっぱりやめた方がいいよね」とか、「全然かっこよくないよね。第一体に悪いしね」なんて話したんだけれど、ふと大学生の時に好きだった男の子がたばこを吸っている姿がすごくかっこよかったことを思い出した。
一緒に夜の公園のベンチでしゃべっている時、暗闇の中たばこに火を付ける瞬間にだけ明るく照らされる男の子の顔を見て、なんて素敵なんだろうと思ったのをよく覚えている。
もちろん、当時も「たばこを吸ってると将来病気になるよ。」なんて言ってはいたものの、その「将来」がとても遠いことのようだった。
あれから10年以上。
もう公園でたばこに火をつける男の子を素敵と思うことはないんだろうなぁ、と思うとちょっと寂しい。
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