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たま様、推します。

こんにちは!こんにちは世界です、こんにちは。

今日は、タイトルの通り、そしてご推測の通りコメントゲリラで活字中毒の私が、朝な夕なのnote徘徊のなかで、「現状なぜかフォロワー数少なめなんだけど、内容的に非常に推し」なクリエイター様を勝手に全力プッシュさせていただきます。私のプッシュ力なんてたかが知れてる…みたいな卑屈なことを考えていては同志はできないのですよ、私はいつでも真面目で真剣で全力です。自己紹介なさってますのでコピペ:

古語⇔現代語。「水谷悠歩」の筆名で古典の現代語訳や小説を書いています。 http://yamanekoya.jp

そうなんですnoteでは古語現代語訳者さんなんです。私の中ではそして、まさに愛の翻訳家。日頃、あんまりうるさくしないように、コメントは溢れちゃった時だけにセーブしているのですが、まじ全ノートに感想を書き残したい。素敵な王朝風文学「我が身にたどる姫君」を解説付きで現代語訳中のたま様です。

どのくらい好きか? ね。

一の宮(東宮)→いっちー
二の宮→にの
女三の宮→みっちゃん
女四の宮→ヨナ
権中納言→ごんちっち
兵部卿宮→きょんきょん
関白→さまさま
帝→みかちゃん

…などと自分的ニックネームをつけ、たとえば関白が苦渋の表情を見せるときに、

さまさま(涙)…!

と心の中心でさまさまへの愛を叫びます。

いや、これでは本題ではなくネタになってしまう…違うんですよ、たま様の親しみやすい訳文によって私が抱くに至った、これは親近感の表現です。ふざけているのではなく、本当、それくらい共感できる。すみません、ここは強調したい、ふざけてるんじゃ、ないんです。もうずうっと昔のお話なのに、そんなにとっても身近なんです。

はい。本題です。

古典作品の中でも、たま様がお選びなのは「とりかへばや物語」や「我が身にたどる姫君」のような、タブーやジェンダーの話題を含みこみながらも、登場人物たちの心理が非常に鮮烈で、彼らの背負う色彩が、物語自体を明るく強く照らし出すような物語なんですね。古文の中にある現代的な感覚をしっかり掬った訳文で、私は大学受験以来、古典文学にもう一度恋をした気分になりました。

そんな古典作品チョイスのファンタジスタ、たま様のマガジンの中から、今回、力一杯プッシュさせていただくのは、最近翻訳を完結なさった、姫を一途に想うあまり、人間になった狐の物語、「玉水物語」。

これ、身をよじるほど切ないんです。ただただずっと切ない。最初から最後まで徹頭徹尾、優しくて切ないんですよ。切ないのになぜか心があったかい。なにこのお話。ちょ、え、センター試験ってこんな?!こんなのありですか。いいなぁ今年の受験生…。

切ない物語が好きなかた、必見です。しかも読みやすい量に区切っていただいてまして、かつ解説付き。ありがたやー。

えっと、ネタバレは不本意ですので、私が暑苦しく寄せたコメントで、私の熱量を測ってもらおうと思います…

玉水物語(その一)に書かせていただいた私のコメント:

切ないです…。どうしてこの物語がこんなに切ないのかについて400字以内でまとめなさい。みたいな問題だったら、いいのに(笑)狐が同年代の女の子に化けたところが、同い年の友達が身近にいないだろう姫の心の慰めのためだろうと思ったりして、その慈しみの心が更に切ないです。でも、諦めないでよく頑張ったね、と言いたい…。

玉水物語(その五)に書かせていただいたコメント:

赤色の歌がジーンとします。何年も時を重ねて、深く複雑になった比類ない関係と、それを染め上げている玉水のたゆまぬ愛情…切ないなぁ。
古文で涙色が紅色のことだと習った時のことを思い出しました。古典の世界の身体性の豊かさに驚いた瞬間でしたが、そういう流れで、この紅色は、玉水の嬉し涙や悔し涙、想い涙や寂し涙の重なった色なのかもしれないな…と、玉水の幸せと渇望を思い、とても切なくなりました。すみません、いまやっと、その感想を言葉にできたので、追伸になってしまいました。

古典なのにポップで、やるせないのに愛おしくて、儚いのに力強い。古典の世界に、こんなお話あるんだ…っていう、驚きと喜び、読書が趣味の人間にはええ、たまりません。

(ちなみに、仏教に詳しい人はたぶん、より一層楽しめるのでは。私が思い出したのは証空の「厭穢欣浄(えんねごんじょう)」。なんのために証空なんか読んでるんだろね自分、と思いながら読んだものですが、そうですね、この日のためだったのでしょう。)

私がガヤガヤ言っても長ったらしいだけになってしまうのが悔しいです…。この「玉水物語」、どうぞ一回、読んでみて欲しい。特に、文学系のnoteをお書きのユーザー様には、必ずヒントになると思います!

たま様にまだお伝えしてない、一番の感想…

めっちゃ自分で御伽草子書きたい。

王さまとたね」で、野望は達成したと思ったんですが、やはりむくむくと不思議系のお話を書きたい気持ちが湧いてきたのでした。しかも今度は愛の濃ゆいやつ。

以上、毎度暑苦しくて申し訳ないです、

大変な作業をいつも、ありがとうございます、

おかげさまで、ここにひとり、日本古典を読んで涙した人間がいます。

ありがとうございます。



一話目こちらからスタートですが、マガジンに綺麗に並べて入れてもらってるので(ありがたや)マガジン経由で各話に飛ぶと移動スムーズです♡


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