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人生で一番の刺激を貰った3分間 vol.22


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(今回の記事は、有料設定ですが、実質全体に公開しております。)

こんばんは!!
寺田家 ユースケです!!!

今日は僕の心の声をさらけ出します。

R-1ぐらんぷり優勝の濱田祐太郎さんという芸人。

僕は鳥肌が立った。

時代が変わる瞬間を目にしたのだ。

R1ぐらんぷりで盲目の芸人が優勝。

すごい。すごすぎる。テレビを観た大勢の方々もすごいと思っているだろうけれど、元車イス芸人として、たった数年だけどもお笑いの世界に身を置いていた僕の目線でどうすごいのかをお話したいなと思います。

僕は彼、濱田祐太郎さんに会っている。

僕が大阪NSC36期生(お笑い養成所)だった頃、5年前になるかな。

大阪にある客席が20席くらいの小さな小さなお笑い劇場で彼のネタを初めて観た。

視覚障がい者のあるあるネタだった。

当時、車イスに乗っていることを面白いと思って、ネタにしようとお笑いの門を叩いていた僕にとって、その笑いはとても共感ができて同じ志を持つ人がいると嬉しかったのを覚えている。

ライブ後に、「素敵なネタをありがとうございます!僕も車イス生活を笑いに変えられるよう頑張ります!」と少しお話させて貰った。僕の声を覚えてもらっているかはわからないが、濱田さんは一つ上の先輩だった。

同世代に同じような志で頑張っている人がいたことが何よりも嬉しく、負けないぞという気持ちでいっぱいになった。

そして僕は、お笑いの道を挫折し、彼はその道を進み続け、今まさに成功している。

彼と僕は何が違ったのか。

一言で言うと、

「濱田さんは、“お笑い芸人として”面白くて、僕はつまらなかった。」

という極めてシンプルで圧倒的な事実なのだ!(笑)(涙目で言っている。)

R1ぐらんぷりのネタ時間の3分間。

この3分間に、全ての芸人が1年間を賭けてネタを仕上げていく。

色々な舞台で3分のネタを組み替えて試しに試して100分、200分というネタにしてその面白かったベストたちを3分間に凝縮する。

濱田さんの軽快なしゃべりを見ていると死ぬほど羨ましかった。

プロの芸人として3分の中に大爆笑のネタを詰め込み、巧みな話術で目の見えない世界を笑いに変えていた。

濱田さんのネタに対し「障がいを笑いにしていいのか!」という声があるらしい。これには流石に僕も違うぞ!と言いたい。(怒らないでください。)

濱田さんは、目の見えない生活が面白いと気がつき、その事実をネタにしただけだ。

ハゲの芸人が、ハゲという事実をネタにしているのと同じように。

目の見えない生活は、プロのお笑い芸人として舞台に立つ彼にとって障害では無く、面白いネタ。

世間では、目の見えないことを障がいと捉えているので、

結果的に、障がいを笑いに変えたとうことになる。

人生で一番刺激を受けた3分間だった。

僕は、3分間に笑いを詰め込む話術が無くて、その戦いでは勝てないと思わざるをおえず挫折した。挫折してから数年経つのにもかかわらず今でも、悪あがきのようにバタバタ、バタバタしている。3分で笑いにする話術がないなら、もっと時間が欲しい!と人生で笑いをとるという道にシフトしたのだと思う。(笑)

そしてホストとなり、ヒッチハイカーとなり自分の進むべき道を見つけられた。

濱田さんの活躍を見て、僕は思う。

「芸人を諦めて良かった!(笑)話術で彼に勝てる自信がない!」と。

もちろん勝ち負けではないが、

おかげでお笑い芸人として大成する自分への未練が消えた。

濱田さんがすごい。お笑いを彼が変えていってくれる。

そして、その活躍は僕らマイノリティの希望の星だ。

僕も頑張りたいと強く思えた。

僕も負けてられないなと強く背中を押してもらった。

いつか濱田さんとお仕事ご一緒させていただけるように僕は僕の道を進みたいと思う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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