私がミサンドリーなのは自覚がありますし、偏狭なのも自覚があります。

しかし、私の男性嫌いというのは、ただ一人に傷つけられて大騒ぎしているわけではなく、長ーい間蓄積したものです。

フェミニズムに言及する女性の多くも、きっとそうだと思うのです。

私は、小さい頃あまり父親と関わりがなく、たまに会えば「おじさん」と呼ぶくらいのものでした。

その父親が、あるときお店を始めて、母も私もそれに巻き込まれてしまった。

今まで母親に恨みがありましたが、よくよく考えてみると、本当に恨んでいるのは母ではなく、父なのだろうと最近は思うようになりました。

父がお店を始めるまで、母娘二人それなりに楽しく暮らしていたはずです。

私が父がお店を始めた4歳の頃の記憶が強烈に残っているのは、きっと母親を父親のお店の仕事に奪われた寂しさがあったのではないかなぁと思います。

それに加えて、同時期に歳の近い叔父に性的ないたずらをされていた可能性があります。

されていたというか、二人で留守番をしているときに「それをしなきゃいけない」と仕向けられていました。

これを思い出したのは、3年前くらいに男性に無理矢理家に来られたあとです。

いわゆるフラッシュバックというやつです。

記憶は断片的で、本当にあったのかも定かじゃありません。

そのときカウンセラーの先生は話を聞いて慌てていました。

「明らかな他人よりも身内に性的ないたずらをされる方が重いです。混乱が深くなる。」と言われました。

その後、小学生の終わりと中学生の頃にクラスの男の子全員に無視されて、高校生の頃は援助交際ブームで、見知らぬサラリーマンに平日の昼間に「遊ぼう」と声を掛けられたり、夕方帰宅途中に車を横付けされて「靴下買うよ」と言われたり。

無視されたり、性的に消費されたり、10代の頃の自分は大変混乱しました。

付き合っている相手にもここには書けないようなことをされてきました。

東京に出てからも、家の近くで、突然酔ったサラリーマンに抱きつかれたこともあるし、部屋の音を覗き聞きされたこともあります。

朝のスーパーのバイトでは、たかだかちょっと待たされただけ、品出しに夢中になって挨拶を忘れただけで、男性のお客様に怒鳴られたり、袋詰めが気に食わなかったのか、帰り際にドアを蹴った客もいました。

女性の多くは、私がここに書いたことのようなことを多かれ少なかれ経験していると思います。

あのねぇ、言わせてもらうとねぇ…

こんな目に遭ってたら、主語が大きい自覚はあっても男性と関わるの嫌になるわ！！！

人間嫌な経験をすれば嫌になります。

単純です。

いい思いをすれば好きになるし、嫌な思いをすれば嫌いになります。

いくら普通に性的に男性が好きだとしても、それを上回る嫌な経験があれば、男性を遠ざけると思います。

んでですね、最近年配の知り合いに「クリスマス前後にカラオケに行きませんか？」と誘われておりました。

その知り合いは、一度食事に行ったことはあっても、父親と娘並みに年が離れているので、食事程度は構えたりはしません。

しかし、男性と二人でカラオケは、よほど仲良くない限り私は行きません。

人目のない密室で、いくら年配だろうが、いやむしろ年配の人ほど安心なんて出来ないし、そもそもクリスマス前後にカラオケに誘う人なんて全く気を許せない。

私は返事を宙に浮かせてたんですよ。

一応、年上の人ですから、失礼ないようにと。

そうこうしてるうちに「最近のヒグチさんはミサンドリー傾向が強いのでは？そういうのは良くないと思いますよ？主語が大きいのは良くないと思います。」とTwitterに長々リプが来て、胸糞悪いので返信しないでいたら、
また連絡があって「25日に予定がなくなったのでカラオケ行きませんか？」と連絡来たので、「仕事なので行けませんし、そういうお誘いは苦痛です。」と返事しました。

そうしたら…長々としたLINEが来ました。

「樋口朋美様

ご多忙のところ失礼します。いろいろお騒がせしましたが、最後に一言お伝えします。樋口さんがミサンドリーに固執し正当化強弁するのは受け入れられません。人種・民族、出身・家系、年齢・世代等と同様に男女の性別(sex , gender)も本人の意思とは無関係でどうにも出来ない属性です。男性という属性を有する人々を一括りにして叩き貶めるミサンドリーはミソジニー、レイシズム、ゼノフォビア等と同じく差別主義です。樋口さんが過去に「男性から嫌な目に遇った」のはあくまでその男性と樋口さんとの個別の関係性の問題であり「だから男は～」と主語を拡げることは正当化されるものではありません。残念ですがこれまでです。もうあなたとは関わる気はありません。いろいろお世話になりました。様々なご指摘には感謝しています。寒さ増す折からどうぞご自愛ください。」

この人ねぇ、私のことを差別主義とか言ってますけど、私よりよっぽど差別発言がすごいんですよ。

「アベシネ」とか平気で言うし、それは「シュプレヒコールだ！民衆のストレス発散だ！」とか散々言ってるのを聞いてる訳です。

そんな人の説教聞きたくないよ！って感じだし、そもそも私の書いたものを勝手に読んで傷ついたのかもしれないけど、もうこういうのが一番嫌。

勝手に傷ついたのを、「そんなことないよ？あなただけは違うよ？」って言って欲しいんでしょうか？そして、男性が苦手って言ってるのに、なんでカラオケに誘う？全然よくわからない。自分の予定がなくなったから25日に？私の予定は？どうして？自分なら私の傷を癒せると思ってんの？もう、お金を出して、きちんとそういうお仕事の女性と行って欲しい。

そのあとは、私が別件で風俗についてツイートしていたら

こういうのがリプで飛んできて

うんざり！！！

風俗に実際行ってもいないのに、いちいちこんな絡まれ方されたら、誰も行きたくねーっつーの！考えろよ！！！

なんて答えて欲しいのよ？まずそもそも男の人と所得の格差があるのも歴然だし、学歴まで差別されてたことは、東京医大の件でバレちゃってんじゃん。お金の面からまず万能感持てなくなってるじゃん。

だいたいさぁ、私たち女性が男性が水商売のお店に行ったり、風俗に行くことをいちいち咎めたことがありますか？

私たちは変に自分たちに性欲向けられるより、そういうところに行ってくれた方がよっぽどいいや、って思っているから小言とか言わないんですよ。

それくらい、多くの女性は毎日自然に性的に消費され、それを嫌でも受け入れられなきゃいけない環境にいるし、なんか言えば「それが男の性分だ」とか言って来ます。知るかよ！

別に性欲に男も女もねーよ！！！

性を語ればビッチだの、主語がデカいだの、いちいちうるせー！人の発言読んで、勝手に傷ついて絡んでくるな！慰めてもらおうとするな！！！！厚かましいんだよ！！！！

そう、男性はなんで厚かましくて、図々しいんでしょうね？特におじさん。

あとたいして仕事もしないのに、会社に長々いてね。邪魔くさいよね。

ちなみに今の会社は社長以外はみんな女性ですが、スーパー平和だし、みんな仕事出来るし、最高です。

こんなこと書いてますが、仲良くしている男性だってたくさんいます。

年上の人も。

まともだなーって思う男性だって、今はちゃーんといることを知っています。

最近は既婚者とかパートナー持ちの男性と話すことが多いですが、不倫願望とか全くないし、あんな割に合わないものを合理主義の私がするわけがありません。

既婚者やパートナー持ちは、単純に女性との生活を知っていて、特に私と仲が良い人たちは、ちゃんとパートナーのことをリスペクトしているように思います。

というか、みんな奥さんの話とか彼女の話を楽しそうにしてますよ（笑）。

なんかいいなーと思いながら聞いてますし、「なるほど、こういう人を見つければいいんだな」と思って聞いてます（笑）。

そして、なんか既婚男性には私は評価が高かったりします（笑）。

独身男性と既婚男性、見る視点が違うんでしょうね。

ま、そんなプチ自慢は置いておいて。

こういうミサンドリーキレ芸を2019年はしないように過ごしていきたいです。

もうね、リプライ送る前に一度相手を不快にしないか考えろや！！！！

相手が受け入れると思うな！受け入れてるのは年下だからだ！自分の立場を考えろや！！！

若くて可愛い女子なんてみんな「突然話しかけてごめんなさい…！」って言うわ！！！可愛い上に漏れなく謙虚だわ！！！

以上！解散！！！