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vol.8 惹かれる人の共通点【どうしたって食べたくなる お好みソースのおにぎり】

「この人に会うとなんだか嬉しい気分になれる」という存在はいますか?わたしにとっては、ある宅配業者のスタッフの方がそうです。


ネットショッピングにいそしむわたしのもとに、ときどきやってきてくださるそのお方。わたしよりも15〜20歳くらいお姉さんかな?という頃合いの女性です。

ドアを開けるといつも、素敵な笑顔で挨拶してくださります。それもわざとらしくない、なんだか「おかえり〜」と言われているような気さくな雰囲気。

荷物を持ってきてくださったのはその方なのに、わたしのほうが自宅に招かれたような気分になるのです。不思議。


いろんなお家をまわられていてきっとお忙しいだろうに、彼女のまわりにはいつも穏やかな空気感が漂っています。思わずまったりお茶でも飲みたくなるような、ほっこりする印象。

「今にも雨が降りそうですよ〜」「今日暑かったよねー」そんな言葉がけも、自然と心を開きたくなる理由なのかもしれません。ただの荷物の受け渡しではない何かが、その瞬間に確かにあるんですよね。


業務上必要なやりとりだけを“ちゃっちゃ”と済ませる。正直それでも仕事は成立するのだと思うんです。

だけど彼女は、いろんな家庭に荷物を届けるたび、柔らかな笑顔を放って、受け取り手をなごませているんだろうな、と想像します。わたしのように、彼女のおかげで心地よく嬉しい気分になる人が、一日に何人いることでしょう。



何よりもわたしが素敵だなと思うのは、彼女自身がお仕事を楽しんでいるように見えるところ。もちろん心の中まではわかりませんが、少なくともわたしの目にはそう映るのです。


自分自身が楽しそうにしている人って、すごく惹かれませんか?

誰に押し付けるでもなく、誰のせいにするのでもなく、
誰かに見返りを求めることもせず、自分がそうしたいからそうしている。
他に依存していないから、ゆるぎない。
自分が楽しむことに責任を持っている。

振り返れば今まで憧れを抱いてきた人たちも、そんなスタンスの方が多かったように思います。



まずは自分が楽しむことから。仕事や家庭、日常生活の中で、ちょっとした楽しみを発見するゲームをはじめてみる。

宅配業者の女性のように、接する人を嬉しい気分にさせることはカンタンに真似できませんが、自分なりの楽しみを探る心がけから近づいてみたい。


そんなことを思いながら、今日もネットショッピングに励む夜を過ごしています。


- ONIGIRI recipe -

お好みソースの香りをかいでしまったら、もう空腹にはあらがえません……。中からチーズがとろりと美味しい、焼きおにぎりはいかがですか?追いソースもぜひ!

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