おにぎりって、ほぼ失敗しないんです。

料理のイロハも知らないわたしが毎日のように違う種類のおにぎりに挑戦していて、半ば実験的に試してみる組み合わせもあるなかで、「失敗する日もあるのでは？」と普通なら思うし、実際にそう聞いていただくことも多いですが……。ほとんどないのです。

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5月7日でおにぎりアカウントをはじめてちょうど2年が経ちました。オリジナルレシピは400種類近くになったでしょうか。そのどれもが、「これ美味しかったからご紹介させてー」という実体験のもと、ネットの世界に放出されています。

包容力。

おにぎりにはそんな言葉がしっくりきます。作り手の料理偏差値が低くても、冒険心でチャレンジした具材の組み合わせでもOK、OK！まるっと包み込んでほっこりとした美味しさに仕上げてくれる。それがおにぎりの魅力かなと思うのです。

そんな母なる存在のおにぎりに、ちょっと甘えてみたくなりました。

いわゆる定番の具材だけでなく、お菓子をあわせてみたらどうなるのだろうか、と。叱られたりしないかな……なんてドキドキを大げさに楽しみつつも、きっとにこやかに受け止めてくれるはずと期待もしながら。いざ挑戦♪

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今日のコラムでは、そんな「お菓子で作ってみました」なおにぎりを3つピックアップしてみました。おにぎりに失敗の文字はありません。ぜひ気軽にチャレンジしてみてくださいね。

1. まずはこれから試してみて！「柿の種」

とある人との雑談中。「“おにぎり×お菓子”の可能性を探りたいんですよね〜」という何気ない会話から、「そのうち“柿ピー”なんて混ぜちゃったりして」と冗談っぽく言われたのがきっかけ。

柿ピー！！！

わたしの脳内ではそのワードがピカーンと光った瞬間だったのですが、言葉を発したご本人はきょとんとされていたのが何だかおもしろかった思い出です。

いやこれね、本当に想像以上にごはんと合うからぜひ試してみてほしい！なんでこんなモチモチ食感になるのだろう……。

もはやそのままお菓子として食べるよりも、ごはんと混ぜ合わさずにはいられないフェーズ。ピーナッツのほどよい塩気もおにぎり向きなんですよね。

こちらのレシピでは、これまた大好きな三島の混ぜごはん「ひろし」と組み合わせています。定番の梅干しや、同じく三島食品から発売されている「ゆかり」、チーズも相性よしですよ。

2. お湯不要でラクチン！「チキンラーメン」

お菓子とは違うかな？いや、お菓子っちゃーお菓子かな？？

個人的見解ですみません。ですが今回のテーマでぜひご紹介したかったレシピがこちら。「チキンラーメン」を使ったおにぎりです。

といっても、お湯は入れません！3分待ちません！袋のうえからバリバリと砕いて、ごはんに投入するだけ。

ややー。こちらも、実験ならば大成功と言えるでしょう。ごはんの水分とあたたかみでチキンラーメンがどんどん柔らかく優しくなる過程に、こちらも目尻が下がってきてしまいます。

炒り卵（レンチンでも作れるよ）と、小ネギを一緒に混ぜ合わせれば、チャーハンのような、そばめしのような、はたまた全く新しい食べもののような……。とにかくすんごく美味しいからこちらも絶対試してみてほしいです。（語彙力）

お湯がいらないからアウトドアの場面にもおすすめ！

3. 炊き込まなくてもいいんです！「天津甘栗」

最後は食べはじめるとストップが効かなくなる「天津甘栗」で作るおにぎりです。

こちらのメニューが生まれたのは、秋の頃。以下、心の声としてどうか大目に見てください。

“栗ごはんの季節だな〜。でも栗をむいて炊き込むまでの作業が疲れるよなぁ〜”

……。

栗ごはん大好きなんです！美味しいの知っています！でもでも、面倒くささもあるじゃないですかぁ？（あぁ言っちゃった。しかも同調求めてしまった。）

もっとこう、思いついたときにチャッと作れるものはないだろうか？そこで召集されたのが天津甘栗だったのです。

合わせたのはクリームチーズ。じゅわっと甘みを感じる天かすも盛り込んで、全体的におやつっぽい仕上がりを意識してみました。

日中のちょっとした軽食や、夜食メニューにもイチオシの一品です。

お菓子おにぎり、あなどるなかれ

どんな具材も包み込んで、味わい深い魅力に変えてくれるおにぎり。「さすがにお菓子はどうなの？」といった少しの懐疑心さえも、あたたかく迎え入れてくれる懐の深さがあります。

小腹を満たすのにお菓子だけでは心もとないというとき、ぜひ手軽なおにぎりメニューを試してみてくださいね。