四畳半タイムマシンブルース【読書メモ】

タイトル:四畳半タイムマシンブルース
著者  :森見 登美彦

あらすじ

舞台は京都。
大学生の「私」は、住んでいる四畳半アパートのガラクタ置き場から、タイムマシンのようなものを発見。

昨晩壊れたエアコンのリモコンを取り戻し、涼夏を手に入れるべく、悪友どもが過去に飛び立つが・・・。

感想

  • タイムマシン、タイムトラベルというスケールの大きいテーマを、四畳半アパート内の壊れたリモコンを取り戻すという、非常に小さいスケールで扱っているアンバランスさが、妙に面白い。

  • 前作「四畳半神話大系」から読んでいると、四畳半アパートに住む「私」と、その悪友たちが登場する京都、というだけで力抜いて読める。

  • 前回のパラレルワールドもそうだが、四畳半×SFで話が成立し、面白くなるってことは、作者の腕次第で、何でも物語のテーマにできそう。

  • とにかく肩の力抜いてゆるりと楽しめる1冊。
    普段小難しい話が好きな方は、息抜きにいかがでしょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?