見出し画像

犬の介護と看取り・・・その2


犬の老化サイン

気づきやすい5つの変化

1.視覚の低下
物にぶつかる、散歩中に足を滑らせる、食事(食器)の場所がわからない、暗い場所で動きが鈍くなる、目の前の物の動きに反応しない、急に触ると過剰に反応する。


2.聴覚の低下
呼びかけに反応しない、雷などの大きな音に驚かなくなった、帰宅時や来客時に寝たままでいる。


3.筋力の低下
痩せてきた(特にお尻)、散歩に行きたがらない、後足が震える、フローリングで足が開いてくる、長時間立っていられない。


4.皮膚の変化
被毛が白っぽくなってきた、毛艶が悪くなった、フケが多くなった、ベタベタしている、抜け毛が多くなった。


5.その他の変化
口臭が強くなった、今までと食べ物の好みが変わった。

気づきにくい5つの変化

1.免疫機能の低下
細菌やウイルスなどの感染症や腫瘍性疾患にかかりやすくなり、ケガをしたときも治りにくい。

2.消化機能の低下
硬い物や脂肪分の多いものは消化に負担がかかり、運動時間が短くなることでさらに消化機能が低下する。

3.ホルモン分泌の減少
高齢になると甲状腺ホルモンの分泌が低下します。また糖尿病やクッシング症候群などにかかるとホルモン分泌が異常になることもあります。

4.循環器機能の変化
心臓の収縮能は加齢とともに低下する傾向にあります。特に心疾患は先天性よりも後天性の方が発生率は高いです。

5.薬物動態の変化
高齢になると肝機能・腎機能が低下し薬剤の血中濃度が上昇しやすく排泄が遅延する傾向にあるため注意が必要です。

話せない犬の代わりに、是非これらの老化サインを理解することで、
愛犬の健康長寿にお役立てください。

この記事が参加している募集

スキしてみて

ペットとの暮らし

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?