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【フィットネス・ヘルスケア業界】企業向けの仕事ってどんな事するの?どうやって依頼が来るの?

こんにちは。渋谷を中心にパーソナルトレーニング「Sharez」を運営している岡崎秀哉(@hide_sharez)です。

今回のテーマは「フィットネス・ヘルスケア業界における企業向けのお仕事」についてです。

パーソナルトレーナーの方の中には、「企業向けの仕事をしたい」「マンツーマン指導以外の仕事もしたい」という方もいらっしゃると思いますし、たまにそれに関する質問を頂いたりもするので、今回はそれについてまとめていきたいと思います。

まずは、企業向けフィットネスとはどんな仕事があるのか?
僕自身がこれまで行ってきた、企業向けの仕事について具体的に紹介していきます。

1.大手企業向けのお仕事

大手企業さんから受けた事があるお仕事についてはこんな感じです。

・大手企業などがフィットネスやヘルスケア業界で新規事業を立ち上げる際の相談、壁打ち
・従業員向けのダイエット、筋トレ講座の講師(エクササイズやセミナー)
・従業員向けのオンラインフィットネスの講師

大手企業には新規事業部という部門がある会社もあり、そういった部門において、フィットネス・ヘルスケア業界での新規事業案件がアイデアとして出るケースがあるみたいで、それに関して「実際、業界の人に聞いてみよう」「これって現場ではどうなんだろう」という感じで、質問、相談が来るケースが多いです。
頂いた質問やアイデアに対して、業界のデータや、実例、現場での体感値をもとに、回答していきます。
また、大手企業には労働組合があったり、福利厚生などで、従業員の健康管理のサポートをする意味で、オンラインフィットネスのお仕事や、エクササイズイベントなどの講師の依頼があったりします。

オンラインフィットネスのお仕事では、今ですと在宅勤務の従業員の方に向けて自宅でできるエクササイズのプログラムを準備し、zoomやteamsなどでライブ配信する形のものを毎週決まった時間に行なっています。

契約等の兼ね合いもあり、具体的な企業名や詳しい仕事内容については記載できない、、、w

2.フィットネス、ヘルスケア業界

フィットネス、ヘルスケア業界で事業を立ち上げるスタートアップなどから受けた事があるお仕事はこんな感じです。

・フィットネス、ヘルスケアスタートアップ企業から事業に対する相談、壁打ち
・オンラインフィットネスサービスの立ち上げサポート、アドバイス(打ち合わせ、監修など)
・オンラインフィットネスサービスのプログラム作成(プログラムの構成、ロジック、台本、パターンなどの作成)
・オンラインフィットネスサービスにおけるトレーナーの派遣
・高齢者向けフィットネスサービスのプログラム作成(プログラムの構成、ロジック、台本、パターンなどの作成)
・高齢者向けフィットネスサービスの動画作成(台本作成、撮影立ち会い、指示出し)
・高齢者向けフィットネスサービスの立ち上げサポート、アドバイス(物件選定、内装デザインのお手伝いなど)
・高齢者向けフィットネスサービスのトレーナー教育(研修プログラム作成、トレーナー研修の実施など)
・フィットネス関連の協会の顧問、理事(打ち合わせなど)
・フィットネス、ヘルスケア業界企業が開催するセミナーでの講師
・24時間ジムの立ち上げに関する相談、壁打ち
・出版のお手伝い(エクササイズ部分の監修、モデル出演)
・雑誌、Webメディアの取材

スタートアップ界隈では、フィットネス・ヘルスケアで事業を立ち上げたい人も一定数おり、そういった方からアイデアに対して意見を求められるようなお仕事があります。
こちらも大手企業の新規事業案件と似ていて、頂いた質問やアイデアに対して、業界のデータや、実例、現場での体感値をもとに、回答していきます。
健康寿命などの観点から、高齢者向けのフィットネスに関する相談もあり、コンサル契約などをして、事業の立ち上げのお手伝いなどをさせて頂きました。オンラインフィットネスサービスに関しても、同様です。
また、美容系の企業がパーソナルトレーニングサービスを立ち上げる際のサポートなどもありました。
お手伝いした会社の一例はコチラです。

フィットネス関連の協会に関しては、2つの団体で理事、顧問をしています。頻度は少ないですが、打ち合わせに参加し、意見を述べたり、仕事の依頼が来たりします。
セミナー講師の仕事としてはこのようなものなどです。

出版に関しては、食事に関するサービスを展開する企業の代表が出版する本のエクササイズ部分の監修や、トレーナーさんが出版する本にモデルとして出演する、などです。

取材関係(雑誌関係)は、「Tarzan」「東京ウォーカー」「GG」などです。

3.パーソナルトレーニング業界

同業である、パーソナルトレーニング業界から受けた事があるお仕事はこんな感じです。

・パーソナルトレーニングジムのサービス改善アドバイス
・パーソナルトレーニングジム立ち上げにおけるマニュアル作成
・パーソナルトレーニングジム立ち上げにおけるトレーナー育成
・パーソナルトレーニングジム運営における相談、壁打ち
・パーソナルトレーナー向けセミナーの講師

同じ業界の企業からも仕事が来る事があります。
個人的にはこれらの割合は低いのですが、稀にセミナー講師の仕事やジムの運営に関する相談を受ける事があります。

その他、近い仕事でいうと、アーティストのフィジカルトレーニングの依頼が来たり、舞台のツアーに帯同する仕事の依頼が来たり、アスリートのフィジカルトレーニングの依頼が来たり、といったものもあります。

もちろん、他にもお仕事は存在し、いろんな企業向けのお仕事をされている方がいると思うので、さらに詳しく知りたい方は聞いてみたりして下さい。

さて、これらの仕事がどうやって発生しているのか?という疑問もあると思います。確かにフォロワーがとてつもなく多かったり、インフルエンサー化している人にはいろんな依頼が来そうですが、僕の場合は全然フォロワーなどは多くありません。

4.仕事の依頼はどこから来るのか?

僕の場合はいくつかの経路があります。

・リアルの知人から
・facebook、twitterから
・スポットコンサルサービスから

およそ、この3つの経路があります。
まず、リアルの知人に関しては、スタートアップ界隈の知り合いが多かったり、昔、異業種交流会的なものにたくさん参加していた事もあり、フィットネス業界以外の異業種の知人が比較的多いので、依頼が来る事があります。
次にSNS経由もあるのですが、ほとんどがfacebook経由です。facebookはリアルの延長線的な使い方をしているので、オンライン上で僕の様子を見て頂いており、依頼や相談が来るケースです。
スポットコンサルのサービスを提供している会社からも依頼があるケースがあります。

このような形で、パーソナルトレーニング指導やパーソナルトレーニングジム運営以外にも企業向けのお仕事をやらせて頂いています。

5.どうしたら企業向けの仕事ができるのか?

「これから企業向けの仕事をしていきたい」という方に、どうしたら企業向けの仕事ができるのか?と質問をされたら、どう答えるかなぁと考えた時に、ポイントがいくつかあるのではないかと。

・人脈
・実績の発信
・幅広い興味、知識の幅
・様々なパターンでの現場慣れ

この4つがポイントではないかと思います。
まず、人脈がある方がチャンスは増える訳なので、必要です。トレーナーの知り合いしかいない、決裁権のある知り合いがいない、となると正直厳しいと思います。
ただ、知り合いが多い、人脈があっても、自分が何ができるのか?どんな仕事をしているのか?を知らないと依頼は来ません。ましてや、パーソナルトレーナーやフィットネスの仕事は一般の人からすると、マンツーマンで教えている以外頭に浮かばないと思います。
こんな仕事もできますよ、こんな仕事をしています、という発信をし、知ってもらわないと中々チャンスは巡ってきませんし、リアルの場などで話題が出た時に、自分はこんな事できますよ!というアピールも必要な場合があります。
上記の仕事内容を見て頂ければ分かるように、仕事内容の幅は広く、僕がメインとしているパーソナルトレーナーとしての能力だけでは絶対にこなせない仕事が多いです。
ですので、幅広い興味を持ち、幅広いスキルがないとこなせません。僕は学生時代に100店舗以上ジムを見学したり、グループレッスンもほぼ全部担当した事があったり、様々なフィットネス情報を収集したりと、パーソナルトレーニングに限らず、業界に対して幅広い興味があり、オタク系なので、いろんな案件に対して対応できたりしています。
パーソナルトレーナーというと、リアルでのマンツーマン指導には長けていますが、オンラインでの指導や集団指導、セミナーなど違った状況で指導する機会が少ないので、質の高い指導が最初は難しいです。
パーソナルトレーナーさんであれば、「自分の仕事はリアルでのマンツーマン指導だ」と思い込まない事です。そう思っている間は中々他の仕事を生み出す事はできないと思います。あくまでマンツーマン指導は「健康作りやフィットネスの価値を伝える一つの手段に過ぎない」くらいの発想でいた方が良いと思います。

これは場数を踏むしかないですが、リアルのマンツーマン以外で何か情報を伝える機会を増やしていく必要があります。これに関しては、若いうちから様々な形でフィットネスサービスに関わってきた経験が活きています。

僕自身若い段階から「フィットネス×◯◯」というテーマを掲げて仕事をしていたので、とにかく少しでも引っかかるものにはお金とかはあまり意識せず、手をつけていきました。
大学の関係者から話が来たり、上司から話が来たり、最初はお手伝いというか、メインの方の仕事をサポートする形での仕事が多かったです。
そういった活動について情報発信していたら、徐々に自分に依頼や相談がき始めた、という流れです。

すぐにできる仕事ではないですが、企業向けの仕事に関しては、数年間かけて培ったものが仕事に繋がっているという感覚があります。
よく物事を4つに分類した時に出てくる、いわゆる「緊急ではないけど、重要なもの」に如何に時間を使えるか、という感じがします。

「フィットネス・ヘルスケア業界における企業向けの仕事」に興味がある方の何かの参考になれば幸いです!



ありがとうございます!サポートして頂いた金額は、さらなるレベルアップに使わせて頂き、良いものをアウトプットする事で還元していきたいと思います♪