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やっぱりタバコは最悪だ

五年振りか。久しぶりにタバコを吸った。はじめは吹かして、次は肺に深く入れる。口から煙が出てくる感覚に懐かしさを覚える。

セブンスターのタール14(通称セッター)。友達に勧められて吸った初めてのタバコ。苦くて、不味くて、むせて喉が痛くなった青春時代の味である。

あの頃はシガーキス(シガレットキス)に憧れていた。クラブに行っては、カッコつけながらシガーキスをしようとした。ところが、相手のタバコになかなか火がつかず、煙が自分の目に入る。痛がっている私を見て「おまえダセぇ」ってなった。シガーのほろ苦い思い出だ。

後一回くらい吸おうかと短くなったタバコをくわえた。タバコの煙が視界を遮るとそのまま目に入って激痛を感じた。あの頃、何度もやった凡ミス。やっぱりタバコは最悪だ。


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