私は今も朝ごはんが苦手だ。昔から起きてすぐ、目覚めていない体の中へ食べ物を入れたくなかった。ヨーグルトやゼリーならともかく、白米とかはきびしい。

ちょうど私が子どものころは、ウイダーinゼリーがはやったときで、お母さんがマスカット味のそれを毎朝飲ませてくれた。だけどそれも本当は嫌だった。ひどい子どもだったね。1つ200円ぐらいの愛情も受け入れなかった。朝練の日とかは気持ち悪くて通学路でもどしたこともある。

社会人の今は何とか食パンと甘いイチゴジャムを詰め込んで電車に乗っている。何も食べないで午前を乗りきれるほど社会は甘くないからね。

少しずつ「嫌なものを受け入れていく」のが大人になるってこと。わかってきた。

今度デパ地下で売ってるコンフィチュールの詰め合わせ、お母さんに買っていくね。

20230318　副都心線内