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書くための道具。文房具から見たアンネの日記。

多くの学校はもう冬休みでしょうか。

ふだん家にいるのと、風邪気味なこともあり
なかなかnoteの書く気が出ません。
と思ってたら、ふと本棚の本が目にとまりました。

アンネの日記です。付箋ふせんを貼ってずいぶん古びた感じになっています。
戦争下で、隠れ家でひっそりと日記を書き続けたアンネから見たら、
書く気力がかないというのは不思議で、がっかりすることでしょう。

戦争でも、日記でもない視点から
アンネの日記について触れたいと思います。

アンネの日記を読むと
アンネは書くことがとても好きなことが伝わってきます。

そして書くことと同じように
文房具を好きで大切にしていることが分かります。

書くことが好きな人なら共感しちゃいますよね。

アンネの日記は、「はじめての日記帳」というタイトルで
1942年6月12日から始まります。

6月12日はアンネの誕生日です。

誕生日の朝、両親におはようの挨拶あいさつをしたあと
リビングにいくと、たくさんのプレゼントが置いてあります。

プレゼントの包み紙を開けて、

真っ先に出てきたのがあなた。
ひょっとするといちばんすてきな贈り物かも

アンネの日記より

プレゼントの中には、バラやジュース、ブラウス、本、パズル、などなど
たくさんの物があるのですが、そのどれよりも、日記帳を
嬉しいと思っていることが伝わってきます。

親愛なるキティ(日記帳)と出会った日です。


そして、日記帳だけでは、日記を書くことができません。
書くためのもう一つの道具は「万年筆」です。

「わが万年筆の思い出にささぐる頌歌しょうか
わたしの万年筆は、どんなときにも、わたしの持ち物のなかで
いちばん貴重なものでした。

アンネの日記より

万年筆についても、上記のように日記に書いていて、
とても大切にしていることが分かります。
万年筆との出会いは9歳のとき。
とおく離れたおばあちゃんからのプレゼントです。

わたしが13になってからは、万年筆もいっしょにこの「隠れ家」へき、
これまで数えきれないほどの日記や作文を
書きつづるのに役立ってくれました。

アンネの日記より

9歳のときにもらった万年筆をずっと大切にしているのです。
このときのうれしさについては、ぜひ本書を読んてみてください。

アンネの頭の中を、紙につづるための二つの文房具。
「日記帳」と「万年筆」との出会いをずっと大切にしたこと。
それが今日、世界中でアンネの日記を読めることに
つながっているかもしれません。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
あなたの毎日が素晴らしいものになりますように。

[できたこと]
アンネの日記を読んだこと。


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