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嫉妬について

人の心の中にある、必然的な物。
喜怒哀楽以外の物 『ねたみ』 『そねみ』について
今日は書きたいと思います。

私の母親は、己は世間を知っているつもりで、子供の私によく
「世間と言うものは・・・」と
説教をしていましたが、
実は大家族の中で、学校もろくに行かされず、カオスな毎日を送り、歪んだ目線を持つ人でしたから、
子供の私が、現実の世界、小学校で他人と付き合う事も、本当は、
想像ができなかったのでしょう。

小学校の2年生頃の私の経験です。
冬の寒い朝、小学校まで歩きで30分もかかる私に、
一応母親らしい事を娘にしていると、自己満足なのか、
それとも私へのただのアピールなのか?
ミンクの色と形をした偽物ですが、私は
膝までの丈のコートを、通学時に、着せられていました。
まず、そのコートのせいで、嫌な思いをしたのが、
通学途中の駅前の交差点で、信号待ちをしていると、
坂を上がってくる、半袖の体操服を着た、男の子が、私のそばまで来て、
私の手の甲を、つねっていくのです。毎朝、それはしばらく続きました。
私は恐ろしくて、なにも抵抗できず、身体中、硬直するのでした。そして
その行為を、じっと耐えるしかありませんでした。
忘れられない出来事です。
そして学校に行けば、担任の女の先生に、
「あら、誰ですか?毛皮のコートなんて着てくる人は?」と嫌味たっぷりに、
言われた事を覚えています。
その頃から、私は、家族、学校、世間の人間達から受ける仕打ちで、
やや引きこもりの思春期を送る事になりました。

しばらくして、私は、派手なものを学校に来て行きたくないと、
母親に告げました。

今も時々、その事を思い出させられる体験を、する事があります。

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