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-たけのこ- 猪と競争。

皆さん、すっかり春ですが、もう食べましたか? たけのこ。

毎年のことながら、僕はもう食べ飽きそうです(笑

今朝、少し時間があったので掘っておきました。

この辺で早い場所だと12月から掘れますが、早く掘ったからといって、珍しいくらいで、たいして旨いもんじゃありません(笑 それでもまぁ、他の人より早く春を見つけたみたいで楽しいですよね。

イノシシと競争。早い時期のたけのこ探し。

(ところで「たけのこ」って「筍 / タケノコ / 竹の子」よりも平仮名で書いた方がかわいいですね。)

見えますか? こんな感じで、土の中にちょーーーっとだけ頭を出してます。なので、この時期にたけのこ掘りに行く時は使い古して底の薄くなった長靴を履いて行きます。すると、足の裏に「コツッ」と当たります。慣れてくると、足に当たる感覚も、早く出る場所も判ってくると思います。

これはイノシシが掘ったたけのこ。11月以降はドングリなど木の実を食べ終わり、竹山にやってきます。たけのこ、美味しいですもんね。すごい嗅覚です。まだまだ土の中のたけのこを掘り当てるなんて。…でもコツさえ掴めば人間だって負けません(笑 

中にはこんな風に頭を出してるやつも居ます。はい、ここで葉の向きに注目。葉は左右に開いてますね。筍の根はこの葉の向きと同じ方にあります。なので、鍬で掘って、根を切るのはこの葉の生えてる方向。になります。

頑張って掘りましょう。今の時期、土の中からこの金色のたけのこが出てくると嬉しいですね!

はい、こんな小さいたけのこはこんな感じで根から生えてます。

ちなみに、たけのこを掘るのには専用の鍬があって「唐鍬」といいます。細く深く掘るので、通常の鍬よりも幅が狭く、刃の長さがあります。本職用だともっと刃の長いものもありますが、普段の土木作業にも使えるのでこの位の大きさの唐鍬がおすすめです。

はい、掘ってきたらさっさと湯がいてアク抜きしましょう。(今の時期だとアクもほぼ無いので気にならない方はしなくてもいいです)ちなみに、たけのこや山菜のアク抜きは米ぬかを使った昔ながらの方法もありますが、個人的なおすすめは「小麦粉」です。「鍋に水を張って、水1ℓに対して大さじ2くらいの小麦粉と塩少々。」適当でいいです。水が濁る程度でOK。(※沸騰してからだと小麦粉が混ざりにくいので水から入れておきましょう)で、小麦粉水が沸騰したら、「頭を少し切って、半分にしたたけのこ」を放り込みます。約10分程放置。この辺も適当でいいです。旬の4月頃やアクが苦手な方はお箸が刺さる程度まで茹でちゃえばいいです。小麦粉の粉がアクを吸着してくれるそうでアク抜きに使えます。

茹でたたけのこはどうせ一度には食べきらないので、水を張ったボウルにでも放り込んでおきましょう。2、3日はたけのこ三昧です。飽きます(笑

今日は定番の「たけのこ天麩羅」。

今の時期はアクも無いので、おすすめは「たけのこ刺身」。酢味噌で食べると美味しいです。

…と、いうことで掘るのが楽しいもんで今日の夕食もたけのことなりましたが、本当は4月頃が美味くておすすめです(笑

定番の「たけのこご飯」「煮物」「味噌汁」「炒め物」「天麩羅」「木の芽あえ」「刺身」「田楽」...何でも使える春の万能食材。皆さんもぜひ探してみて下さい。

竹山を荒しにくるイノシシは捕まえます。たけのこは少し減りますが、その分、猪肉になって帰って来ます。

でわでわ、また何かつくったらこちらに投稿します。